2011年9月5日月曜日

カルロお父さん

沼野恭子先生のブログを拝見。9月2日付の「ロシアのピノッキオ」を読んでいて、、"пахать как папа Карло" という表現があること、「(カルロ・パパのように)がむしゃらに働く」という意味で、アレクセイ・ニコラエヴィチ・トルストイの『金の鍵あるいはブラチーノの冒険』に基づく慣用句である、ということを知りました。

イワン・イワノフ=ワノのアニメーションのDVD(VHSだったかも)は持っている。
すぐには出てこないけれど。
というか、アレクセイ・トルストイの原作は読んだことがなくて、アニメーションを観て、「これは旧ソ連のピノキオね!」と親しんできたのです。
(これと、『チポリーノの冒険』が旧ソ連で非常によく受け入れられたイタリア発祥の児童文学、といえるのではないか。)
このアニメ、2007年にウクライナを旅行した時、9月1日の新学年開始の日に、TV放映していました。
「リビャータ(ねえ、みんな)!怠けちゃだめだよ、勉強するんだよ!」という、新入生へのかつての子どもたちからのメッセージなのかな?という感じがしました。
ところで、ワノのアニメーションでは、ブラチーノ、人形のままでしたっけ??

それと、パパ・カルロといえば、エストニアのタリン・スタジオ制作、ラオ・ヘイドメッツ監督の不気味な作品「パパ・カルロ劇場」を思い出す。
マリオネットによる劇は暴力、破壊に晒され、地獄のような様相に・・・。
マリオネットを操る妖しいおじさん、パパ・カルロは、ピノキオの生みの親を想起させるものだったのか。

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