2012年1月1日日曜日

元日恒例

ウィーンフィルニューイヤーコンサートマリス・ヤンソンス指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
 ヤンソンスはラトヴィア出身、レニングラードで学んだ人。2006年のニューイヤーコンサートでも指揮している。

第Ⅰ部

1.ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス:祖国行進曲(初登場)
冒頭はあのラデツキー行進曲から。いろいろ引用している。

2.ヨハン・シュトラウス:ワルツ「舞踏会でのダンス」(初登場)
ウィーン市庁舎での最初の舞踏会で披露された。「美しき青きドナウ」のメロディーが現れる。

3.ヨハン・シュトラウス:ポルカ「あれか、これか」(初登場)
自作の喜歌劇「愉快な戦争」からの旋律を引用

4.ヨハン・シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ
ウィーン少年合唱団登場(1998年以来だそうだ)。
ドイツ語が全く分からないのが残念だ。

5.カール=ミヒャエル・ツィーラー:ワルツ「ウィーンの市民」
シュトラウス兄弟のライバルだったツィーラーの曲。
この曲もウィーン市庁舎で最初の舞踏会で演奏された。
(こちらの方がヨハンの曲より評判がよかったらしい。)

6.ヨハン・シュトラウス:アルビオン・ポルカ
イギリス(古称アルビオン)のヴィクトリア女王の夫アルバート公に献呈された曲。

7.ヨーゼフ・シュトラウス: ポルカ「騎手」
三兄弟による慈善コンサートで初演された。
黒板消しみたいな板(かなり大きい)を打っている。
鞭の音。


第2部
8.ヨーゼフ・ヘルメスベルガー: 悪魔的ダンス
マーラーの後任の指揮者。

9.ヨーゼフ・シュトラウス: フランス風ポルカ「芸術家の挨拶」
ポルカ・フランセーズの曲。八分休符→八分音符・八分音符(ブレス)→八分休符のリズム。
ウィーン楽友協会の建物の完成(1870年)を祝って作られた曲。

10ヨハン・シュトラウス:ワルツ「人生を楽しめ」
この曲もウィーン楽友協会の建物の完成(1870年)を祝って作られた。
ベルヴェデーレ宮殿でのバレエシーン。

11ヨハン・シュトラウス(父):シュペール・ギャロップ
ロッシーニ「ウィリアム・テル」の旋律の引用。

12ハンス・クリスチャン・ルンビー:コペンハーゲンの蒸気機関車ギャロップ(初登場)
デンマークの作曲家。「北のシュトラウス」を呼ばれ、ワルツやポルカを多く作曲した。
映像はコペンハーゲンではなくアルプスだ。
笛などのてっちゃん系の鳴りものがあるとすごく楽しそう。

13ヨーゼフ・シュトラウス:鍛冶屋のポルカ

ハンマーを指揮者の元に持ってきた。
そしてウィーン少年合唱団登場。
これもポルカ・フランセーズ。

14エドゥアルド・シュトラウス:カドリーユ「カルメン」
ビゼーの「カルメン」の旋律、ハバネラとか臆面もなく引用しているなあ。

15ピョートル・チャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」から「パノラマ」(初登場)


16ピョートル・チャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」から「ワルツ」(初登場)


17ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカートポルカ
ロシアへの演奏旅行で作った曲。
ロシアではシュトラウス、大人気だったのだ。
大公の援助も得、真剣な恋もした。
今でもロシアで人気があるのだろうか?

18ヨハン・シュトラウス:ペルシア行進曲
ペルシャ王に捧げた曲(言わずもがなだけど)。

19ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「燃える恋」
兄と弟の結婚を愛でて作った曲。マリヤ・ヤコヴレワとキリル・クルラーエフのバレエ。
クリムトの「接吻」をイメージしている。
名前はあれだけど、キリルはスラヴっぽくはない。

20ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「うわごと」
ニューイヤーコンサート12回目の登場。
人気曲なんだ。



21ヨハン・シュトラウス:ポルカ「雷鳴と電光」


アンコール
ヨハン・シュトラウス:チック・タック・ポルカ
喜歌劇「こうもり」から「時計の二重奏」を引用。

ヨハン・シュトラウス:ワルツ「美しく青きドナウ」
説明何もなしでバレエですね。
青い衣装が美しい(が、バレエはなくていいようにいつも思う)。

ヨハン・シュトラウス(父):ラデッキー行進曲


大好きなヨゼフの曲が複数入っているのが嬉しい。
いや、これはかなり多い。
メモリアルイヤーなの?と思うくらい。

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