2012年4月22日日曜日

ナビたち

列王記で活躍している預言者のエリヤは、昔から結構好きだった。

ずっと前の礼拝で、「静かなる声」というタイトルだったと思うが、当時副牧師をされていたН先生が説教された。
当時私は、強い人はいつでも強くて、泣きごとなんて言わないのだろうと、浅はかにも考えていたのだ。
だから、偉大な預言者たるエリヤが弱音を吐くのが不思議だった。
Н先生は、人間弱かろうが強かろうが弱音を吐き泣きごとを言っても構わないのだと、教えてくださった。
神様の前では、ということだが。

エリヤはロシア語表記ではИлия(古)、Ильяイリヤー。
「ヤハウェは我が神」というヘブライ語からきている。
「ア」音で終わっているが、女性名ではない。
(略称ではなく、-а,-яで終わっている男性名としてはニキータ、ルカ、クジマ、それにこのイリヤーなどがある。)
これが英語の名前になると、イライジャ(Elijah) となるから驚きだ。
ヤ行がジャ行になったり、母音が交代したりで、なんだか想像を絶する変化だ。
綴りをみると、ああそうか、という感じだが。
これは英語に詳しい人に教えてもらうまでわからなかった。
ロシアではイリヤーという名前はよくあるけれど、英語圏でイライジャという人はそんなに多くないような気がする。
(子役出身の有名俳優の場合、きょうだいたちの名前も、旧約聖書からとっているようだ。信仰篤い家庭なのだろうか?)

さて、今日ふと気がついたのだが、ジェレミー・レニエのジェレミーJeremieは、涙の預言者エレミヤだったのですね。
今まで気がつかなかったわ。
ロシア語だとИеремия、ロシア名にするとエレメーイ Еремей だ。「ヤハウェが高める」
フランス語もヤ行がジャ行になってしまうから、わかりにくい!
現在のロシアではあんまりポピュラーな名前ではないのではないか。
少なくともサッカー選手では思いつかない。
苗字にすると、エリョーメンコとか。

と、ハーフタイムに思いつきを書いてみた。

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