2012年6月22日金曜日

こんなこと過去に何度もあった

После фиаско на Евро-2012 сборную России・・・

フィアスコ、というとスタニスワフ・レム。
FIASKO‐大失敗』
宇宙飛行士ピルクスは、任務失敗の後、再び困難な任務に挑むのです。

以前にも、何回も書いたが、(ということは、こういうフィアスコを私は既に何度も目撃しているということになるのだが、)ロシアのサッカー選手はだめっぽい弟みたいなものなのだ。

「ダメな子ほど可愛い」
「目の中に入れても痛くないほど可愛い」
とかいう、母親やお祖母ちゃんのような心境にはとてもじゃないがなれない。

「どうせ何かやらかすだろう」
と、最初から周囲よりも厳しい評価をし、決して期待値を高くせず、いざそれが現実化すると、
「何やってんの!しっかりしてよ、いい加減」
と、舌打ちし、しかしそれでも見捨てられないのだ、だめな弟たちを。

(これも以前からさんざん書いたことだが、イランの選手たちは、人生最初に遭遇した憧れのお兄さん的な存在である。これも、当初思っていたほど凄い才能の持ち主ではないと悟ってからも、おいそれとは見捨てられない存在なのだ。)
スウェーデン代表である、ツェスカのポントゥス・ヴァンブルムは
「ロシアがグループ突破をできなかったのは凄い驚き。なぜ敗退したのか理解できない。チェコ戦の直後には、勝ち点9を取るのではと思ったのに」
Понтус Вернблум: "Как Россия могла не выйти из группы?!"
とのたまっていますが、想像通り、ズィリャーノフの代わりに入ったグルシャコフのプレイが、とか、ジルコフが止まっていたとか、すでに犯人探しといいましょうか、責任追及が始まっています。
枠外シュートの山を築いたケルジのことは非難する気になれない(シュートの精度以外はアトリーチナだったと思う、こういう感想は甘いのだろうが)。

そりゃあ文句は山ほど言いたいが・・・。
“お姉さん”にしてみたら、「誰のせいだ」みたいな議論はいいから(こんなことは過去に何度もあったのだから、いちいち気にしていたら身が持たない)、早く心機一転、新しい代表でリスタートしてほしいのだけれど。
気がつくと、ザゴエフとかサメドフとかガタゴフとかビビロフとか、カフカース系ばっかりになるかも。
(個人的な好みで言っているのではなく、ほんとにこのところの若手の状況として。)

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