2013年1月20日日曜日

いまのところ映画三昧

CISカップが始まっていると言うのにちっとも観られるようにならない。
今日は一日中中国映画三昧。
中国映画は久しぶりだ。
(母が金城武ファンなので「レッドクリフ」は一緒に観に行ったが。しかも初日初回。)

現代中国映画上映会に初めて行った。
これまでチラシは目にしていて、おもしろい作品をやっているようだ、とは思っていたが、なかなか行く機会がなかった。
今回は5作品全部観たかったが、午前中用事があって観ることができたのは「白毛女」の劇映画版とバレエ版、「紅色娘子軍」の劇映画版とバレエ版の4本だった。

「白毛女」は♪タ~ラ、ラララララ~♪のNHK中国語講座(かつて)のテーマ曲「北風ふいて」で有名な女性と中国革命を描いたもので、以前から観たいと思っていた。
併映される「紅色娘子軍」もそんなようなストーリーらしい。
タイトルが凄い。一見
「くれないいろ むすめっこ ぐん」
だが、そんなことはない。

4本続けて観て相当疲れた。
特にバレエ映画の2本は、中国革命をよくぞバレエにしたと感心するけれど、それでもやはり動きは単調で拳をふりあげる所作が多くてかなり辟易した。
それにしてもおもしろくはあった。

「白毛女」の劇映画版 «Седая девушка» 1950 год Ши Хуа, Ван Бинь

「白毛女」のバレエ版 «Седая девушка»
★劇映画版と比べると、ヒロインはけなげに耐えるというより、最初からアグレッシブに抵抗する女性として描かれ、苦難の中で成長するという感じではない。いや、洞窟暮らしで必死に生き延びるような場面でもバレエだから結構美しい感じ(劇映画の方はかなり迫力ある表現だったが)。

「紅色娘子軍」の劇映画版 «Красный женский отряд» 1961 год  Се Цзинь
 
★華北の寒い地方が舞台の「白毛女」に対し、海南島が舞台で、娘子軍の制服は短パンで、女性兵士たちの顔立ちも南国風(区別がつきにくい)。ドンパチシーンがふんだんにあってミリタリーな人にはとってもお薦め。監督は有名な謝晋。「芙蓉鎮」「「栄光のフォワード No.9 -女子サッカーに捧げる-(原題「女足九号」)」の人。
「紅色娘子軍」のバレエ版 «Красный женский отряд»
★やっぱり全体に美しくまとまっている。踊りはちょっと単調。こちらもヒロインは最初から目覚めた女性として描かれている(劇映画の方は大失敗して反省して成長するというのが一つの山場だが、失敗が顕著には描かれていない)。

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