2013年2月21日木曜日

寡作監督は辛いよ

巨星堕つ。

В четверг, 21 февраля, на 75-м году жизни скончался выдающийся советский и российский кинорежиссер, сценарист и актер, народный артист Российской Федерации Алексей Герман-старший.

・Проверка на дорогах 道中の点検
・Двадцать дней без войны 戦争のない二十日間
・Мой друг Иван Лапшин 我が友イワン・ラプシン

・Хрусталёв, машину!  フルスタリョフ、車を!
「フルスタリョフ」の映画祭上映のとき、ゲルマン監督は来日したのだけれど、映画好きの友人に
ロシアの映画監督はカッコいい人が多いからって、ゲルマンだけは期待しない方がいいわよ。絶対Kocmaさん好みじゃないから」と釘を刺されていたのだった。

いや、私はゲルマン監督自身にがっかりはしなかった!
ミハルコフとかソクーロフみたいな、スタイリッシュな、というのだろうか、そういうのはないにしても。
それより、「フルスタリョフ」という作品にはかなりがっかりした。
それまでの3作品には感銘を受けていたのに!
特に「道中の点検」が好き。
私はコンサバなのだ。観ていて(聴いていて)とても不快に感じた。

最新作(のはずだった)Трудно быть богом 『神さまは辛い』の完成を待っていた。
寡作だったので、おそらくこれが生涯最後の作品になろうかとは感じていて、撮り終ってから編集の長さにも、ノルシュテイン的完全主義モードになってしまっているのだろうと思いつつ、早く観たいよ、原作者のストルガツキーさんも昨年末に亡くなってしまったじゃないか、と、思いが募っていた。

(息子が完成させるのだろうか?)

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