2013年2月16日土曜日

いかがです?リスちゃんチョコと栞

ロシアにはリスの絵柄のチョコレートがいくつもあるようだ。
そして、リスちゃんチョコはナッツ入りというのがお約束。

私が最初に手にしたリスちゃんチョコは、ロシア語の授業でクラスメイトの誰かがお土産に持ってきた「お伽噺の瞬間」というものだったと記憶している。
その包み紙もたぶんとってあると思うが(ノートか教科書に挟んでるだろうか?)、リスが回し車(←っていうのか、今調べてみて初めて知った)の中にいる、ちょっとエキゾチックな絵だった。
「これが何でお伽噺なの?」
とクラスメイトの誰かが質問したら、ここは明確に覚えているのだが、Яさんというばりばり理系男子が即答したのだ。
「プーシキンの『サルタン王物語』ですよ」
ああ、そう言えば。
ではあるのだが、でも『サルタン王物語』でリスが出てくるのは、ほんとに冒頭の一瞬だけなのだ。
本筋には全く関係はない。
私にとってはプーシキンそのものよりも、リムスキー=コルサコフの音楽や、アニメーションで親しんできた『サルタン王物語』であったが、チョコレートの包み紙という形でも記憶に残ったのだった。

ナッツが好きだということもあって、ロシアでリスの絵のチョコを見つけるとすぐ買ってしまうのだが、
ロシアのチョコレートは包み紙が可愛いので、捨てられない。
だから、しおりとして愛用している。

今般、またまた素敵なリスチョコを見つけた。
ロシアのチョコだが、ロシアで、ではなくて、日本で。
リャビーナさんというお店が「フワフワりすちゃん」という名前で販売している。
実店舗は名古屋なのだが、ありがたいことにネットで注文することができる。

見つけたのは昨年末だったが、2月のプレゼント用に確保した。
贈る相手は大変読書好きの方なので、包み紙で作った栞もつけ、セットで贈ろうと思った。
(栞にする分のチョコは自分でいただいちゃうのだが。)

フワフワりすちゃんチョコ5つと、その包み紙のしおり(中央)
それに違うリスチョコの栞(奥)+@
 
 
ハリコフチャンカ工場(ウクライナ)の「ひょうきんリスちゃん」(右)と、ウラジオストク生まれの「フワフワりすちゃん」 (下)とクループスカヤ工場(ペテルブルグ)のホッキョクグマ(左)。


ほんとうなら、↓の上の方のクループスカヤ工場の「りすちゃん」栞を入れて、リス・シリーズで揃えたかったが、残念ながらこのクループスカヤのりすちゃん栞は既に皆あげてしまって手元に残っておらず、やや場違いながら同じクループスカヤ工場の「北極のミーシャ」の栞を加えた。



「フワフワりすちゃん」はウラジオストクの「沿海州のお菓子屋さん」工場製で、これは決して悪口ととって欲しくないのだが、包み方が他のロシアチョコと比べてもちょっと緩い。
可愛い包み紙だからそっときれいにはがそうとするわけだが、初めからちょっと切れていたりする。
クループスカヤの「リスちゃん」や「北極のミーシャ」はビニールのパッケージの中に個別包装されたチョコが入っている(モスクワの「赤い十月」製の「アリョーンカ」なんかもそうだ)ので、日本のお菓子のパッケージをあまり変わらないのに比べると、より素朴なロシアっぽさが残っていると評価したい。
(ハリコフチャンカの「ひょうきんリスちゃん」は他のチョコレートとの詰め合わせで円筒型のブラスチック容器に入っていた。)

後日談:栞で一番気に入られたのは「北極のミーシャ」だったようだ。
後日記2:フワフワりすちゃんの出生地をハバロフスクと書いていたのは間違いです。ウラジオストクと訂正しておきました。

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