2014年2月24日月曜日

東と西のウクライナ

具合悪くて寝てしまっていた。11時になってしまったが、TBSラジオをつける。
服部倫卓先生ご出演の「ウクライナの現状は?」

ヤヌコーヴィチが大統領になって1~2年は大統領に権力集中して安定していた(それまでのオレンジ革命破綻して泥沼になっていたのを安定化した)が・・・。
選挙で勝ったから何でもしていい、というのは、やっぱりだめなのね。
(ウクライナに限らないぞ、これは。)
奢る平家になった(ティモシェンコ収監等、大統領ファミリーの蓄財)。

EUとの関係はきっかけ、命を懸けてもヤヌコーヴィチ政権の正統性を問うものだった。

今回の事態は「革命」なのか?
かなり広範な民衆の支持がある。(オレンジ革命の時も。)
EUかロシアかの二択ではない。

チャウチェスクみたいに即決裁判で処刑されたりする?
いや~、時代が違うでしょ。
それやったらEUに加盟できまい。
あのときは消さないと揺り戻す危険性があったが。
偶発的な事態からそうなる可能性はある。

地域によって支持、利害の代表、ティモシェンコへの批判。
元々カリスマ性があったわけではない。

ロシアの介入の可能性は?
最近は主導権を握っていたが、EUに移った。
金融支援策を小出しにして働きかけていた。
EUはお金を出すのかな???

ウクライナの分離独立
基本的にはないと思うが、クリミア半島についてはデリケートな問題がある。
ロシア海軍が駐留。
そうなのか。
もう分離した方がいいんじゃないかと思えるんだけど。
毎度毎度東と西でいがみあっているしさ。
まあ、それは外から観た印象にすぎない。

EUは新政権に期待?
まっさか~。
(私は信じない。)

大統領選挙
地域党の瓦解
野党のいがみ合い、党利党略に走るのでは。
(少なくともティモシェンコにそれだけの人望はないのでは??)

原初主義
元からウクライナというものがあって、ポーランドやロシアに支配された、という考え
(→歴史的・科学的には違う)

https://twitter.com/okoshko28
私はこちらを参照しておこう。

西・中央・東・南の四つにかけて考える。
ロシアに組み込まれた年代がばらばら。

ウクライナ語・ロシア語・スルジク(混ざったの)
キエフ(中央):半々

争点
旧ソ連の地域では身近な問題(社会・経済的な問題)がまず問題になろう
共産党:親ロシア、社会福祉
地域党:各地域の大企業の利権誘導的(関税とか自分に有利な)政策
理念で集まっているのではなくリーダーのもとに集まっている。
民族主義的な政党、例えば「自由」(極右)
「祖国」:ティモシェンコ、親欧米 歴史認識・言語政策では右
クリチコの「ウダール」:ヤヌコーヴィチへの批判

革命かクーデターか
ヤヌコーヴィチを倒した意味では革命だが、人事政策ではティモシェンコ主導・・・これではクーデターになってしまう。

参考図書
服部先生のご著書及び『ウクライナ ヨーロッパ最後の大国』

おしまい。

第87回ロシア語サロン報告 ウクライナでロシア語はどう使われているのか?
これも参照。

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