2014年4月23日水曜日

愛国者と裏切り者は紙一重

「僕の村は戦場だった」で危険な斥候役を買ってでて命を落とすイワン少年を演じたニコライ・ブルリャーエフは数年後には「道中の点検」でわけもわからぬままに祖国を裏切る少年役を演じる。
(前後して「アンドレイ・ルブリョフ」で、鐘作り少年役)

あの二つの役を同じ人間が演じているのは感慨深い。
イワンくんだって、まかり間違えば崇高な愛国少年ではなくて、卑劣な道を選ぶようになったのかもしれない。

>下は…ご存じの方いたらご教示下さい。

「道中の点検」のブルリャーエフか、「処刑の丘」のややお調子者の主人公を思い出した。

教会学校で、イースターの直前だったと思うが、先生に
「イスカリオテのユダも救われますか?」
と質問した。
先生はしばし考え込んでいたけれど、
「ユダも救われると思います」
と答えてくださった。
(そのおかげで私は信仰を失わないですんだ。キリスト教徒の中には、ユダを許さないという見解もあるだろうけれど、私としては世の中の最後の一人までも救われる可能性があると示されなければ自分が救われる気がしないと感じたのだった。)

復活祭の停戦合意を破って襲撃を行ったのは酷いと思う。
けれども、立場は容易く逆転し得ると考える。

もう一度見直したかった「道中の点検」だが、明日18:30~に間に合うだろうか?

 

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