2014年4月24日木曜日

連帯なんて忘れていた

というのが正直なところですね。

最近サッカー観戦もままならず、つまりこの私が気分的に「サッカー観戦どころじゃない」ところにきてしまっている、今の露宇情勢なのですが、ともかく忘却の彼方になっていた(←完了体)連帯の人、ワレサさんの映画を観てきた。

私の母はワレサさんと前教皇が嫌いなんである。
かつて私がレフ・トルストイを嫌っていたような嫌い方なのだ。
私が岩波ホールにワイダの「ワレサ」を観に行くと言ったら案の定いやーな顔をした。
何でそんなに嫌がるのか。

最初のところで何となく感じたのは、当時の労働組合の活動家にありがちなマッチョ体質というか、女性蔑視的なセンス(ワレサのイタリア人女性ジャーナリストに対する態度が最初はかなり酷い)を、直観的に拒絶してるのだろうか。

だけれど、映画は意外とおもしろかった。
ワイダの作品にしては珍しくレトロなロックミュージック(ヴィクトル・ツォイっぽい)を多用して、それでもって70~80年代の空気を出そうとしているみたい。
ワレサの奥さん役がロシア語講座に出演していたオクサーナさんみたいに綺麗で愛らしい女性だった。
ワレサ役は「ソハの地下水道」のソハおじさん。上手い。
欲を言えばワレサさんだけでなく、路面電車運転手の女性やアンナさんその他周囲の人たちの様子ももっと詳しく観たかった。
そうそう。
ソハおじさんのワレサが乳母車にビラを潜ませて、あっさりそれがばれてつかまって乳飲み子ごと勾留され、赤ちゃんが泣きわめいているところに現れる女性警官のエピソードなど、ワイダの作品にしてはとても珍しく女性が魅力的だった。

もっと詳しく書こうにも、今スラヴャンスクが暫定政権による攻撃を受けているようなので、このへんで。

付記
さほさんは「観客はおじさんが多かった」と書かれていたようだ(確かにポーランド映画の観客はなぜか高齢の男性が多い)けれど、やはり岩波映画好きのおばさまがたが主流に見えた。
結構混んでいた。

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