2014年5月3日土曜日

血祭り~ХАТЫНЬ -2014

数日前に手に入れたバーベリの『騎兵隊』にある有名な短篇が『血祭り』。
ただ、この短編集はブジョンヌィ将軍の騎兵隊に従軍するインテリ目線のポーランド遠征を題材としているけれど、昨日のオデッサの虐殺はバーベリのもう一つの短編集『オデッサ物語』に現れるポグロムに擬えられるだろう。

デモとは違って、暴動は、自分たちの主張をわかってもらおうとするものではなくて、「敵」を滅ぼすために、また住民たちに恐怖を植え付けるために、ただただ暴れまわっている。
無気味なほど何も言わず(だいぶ経ってから「ウクライーナ」を連呼する声が聞こえはしたが)書いたものも手にせず、最初はそれでも投石だった。
それから火炎瓶になって、放火して、リンチで数人を、燃えている労働組合会館に閉じ込めて焼死させたのが三十数名(現在のところ)。
ポグロムはこんな風におこるのか。

チェルノモーレツの試合の少し前から、暴動のライブ配信を観ることができてしまって、ただ観ていても言葉もなかった。
暴動を起こしていたのは、右派セクターに、気になるのはチェルノモーレツのユニを着ている人々が散見し(ウルトラスと呼ばれていた)、それと一見普通の若者のように見えた。
若い女性たちもほぼ気軽に火炎瓶をつくっていた。
警察の人たちは、警棒使って蹴散らす・・・ようなことはせず、ただ静観。
(ただ、ユニの人たちは試合が始まったあたりからあまり見えなくなった。)

今朝のニュースでは「ハティニの2014年版」として、酷い写真があがっている。

どうか慰めと癒しを。



 
 
2007年に行った時のオデッサの市庁舎(上)とデ・リパス通りのスーパーマーケット(下)
昨日観ていた映像にはこのあたりが映っていた。


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