2014年11月5日水曜日

愛しいアジア映画

最近は以前ほど中国や韓国の映画を観なくなっているが(正直ちょっと辟易しているところがある)、アジア映画ファンの友達と話す機会が減って、自分ではロシアやヨーロッパの映画と比べると目利きができていないから。

映画評論家にして、映画祭などのプロデュースも手掛けていらっしゃる佐藤忠男さんは、貴重な存在だ。
アジアの国々の映画を、偏見も偏愛もなく、まんべんなく、(とある中国映画に詳しい方は決して悪い意味ではなく«ノンポリ»という言い方をしていたが)観て、交流し、日本に紹介してくださっている。
感謝である。

しかし、この本を読むと、ノンポリなんかではなく、充分芯の通った方だとわかる。
アジア映画劇場やシネマ・フロンティアで、佐藤忠男さんにはアジア映画の傑作をたくさん紹介していただいた。もちろん各種映画祭でもイラン・モンゴル・ヴェトナムなどの佳作を持ってきていただいていた。感謝に堪えない。その心意気を改めて知ることができる。

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