2016年1月8日金曜日

いぬの本(あまりお勧めでない)

オーストラリアの作家・画家によるボスニア紛争を子どもの視点で描いた本。犬の登場からして物悲しく、家族離散・虐殺が推測されるなど悲惨なお話だった。
まあ、それは仕方ないし、忘れてはいけないことだと思う。
が、この本を貶めているのは訳者によるはしがきで、ユーゴスラヴィア紛争について実に言葉足らずで、こんなのならつけない方がまし。児童文学なのだから、余計に手を抜かないでいただきたい。子どもたちが誤った認識をしないように。

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