2016年6月25日土曜日

ユーロ2016からEUフィルムデーズ、そしてポンピドゥー

とまあ、ヨーロッパ文化を梯子しているような日々。

東京都美術館のポンピドゥー・センター傑作展へ。




昨日は夜間開館日で、その時間(18時~20時)にはカンディンスキー「30」(1937年)が撮影可能!
だったので、撮ってきました。
 
 
(書きかけ)

2016年6月20日月曜日

2016年6月12日日曜日

大国イランの夢と将来

新聞記者が取材して書いたものなので、学者によるものよりわかり易く読めた。
原子力、特に核兵器開発に”魅入られる”人がやはりいるものなのだという現実に背中が冷たくなる。
パキスタン・イランとも、周囲の国との争いの中、国の存亡の危機を感じながら核開発に走る。
持っている国(アメリカやロシア(ソ連)ら)からお前を持つなと言われる道理があるのかと、私だって思うわけで、それぞれの事情、言い分を検証するのは有益。

そして、日本の政治家らが戦後のかなり早くの段階から核兵器開発を視野に入れて原子力政策を(アメリカの意向を常に窺いながらではあるが)進めていたというのは驚きで(私はさほど原発などに関心がなかったからだけど)、怒りと情けなさを感じずにはいられない。

珍しく諦めないロシア

大差つけられてだらだら情けない試合するかと思っていた。
イングランドが余程悪かったこともあるだろうが、ほっとした。
お疲れ様。
調子に乗らず、ゆっくりお休み。
次の試合、嘗めちゃいけないよ。
あなた逹は決して強豪じゃない。

作家とサッカー16 ガガさんことゲオルギイ・コヴェンチューク

「フョードル・フョードロヴィチ」より(P17)

 「ワーシカ、こっちへ来いよ」と彼は優しい声でネコを呼び、耳の後ろを撫でてやるのだ。
 だが、台所のいびつな箱だけが彼の生きがいだ、なんて言うつもりはない。断じてそうではないのだ。箱のほかにも、たいせつな技師資格証書や、サッカーや、テレビなど、大好きなものがあったし、それからもうひとつ―酒にも目がなかった。仕立て屋をしている妻は夫の楽しみをまるで理解しようとしなかったが、彼は哲学的な忍耐強さで耐えていた。もし妻がもっと従順な女だったら、台所の箱に座るフョードル・フョードロヴィチの姿はなかったかもしれない。きっと自分の部屋のテレビの前でタバコを吸いながら、サッカー観戦を楽しんでいただろう。だが、人生とは得てして儘ならないものだ。(略)
 フョードル・フョードロヴィチは酔っぱらうと、サッカーや技師資格証明書の話や、仕事場で頼りにされていることなどを嬉しそうに話した。

世界中どこにでもいそうな、普通のサッカー好きの(恐妻家の)親父さんの描写、このあたりはまだノスタルジック。

画家のガガさんことゲオルギイ・コヴェンチュークが思いがけず昨年世を去っていた。芸術家の血筋としてはとても恵まれた血筋で、叩き上げの人の苦労はわからないかも、などと思っていたが、こちらはソ連時代のレニングラードの共同住宅住まいを綴ったエッセイで、これまで『ガガです、ガカの』で読んできた楽天主義満載の天才アーティストという印象とは違った面が見えてくる。
というのはコムナルカ(共同住宅)に暮らす人々の人生は、下町のお節介と人情みたいなハートウォーミングな話題に終始するほど甘くはない、いやむしろ予想以上に過酷だという読後感を持ったからだ。
何より、あの時代は過ぎ去り、当時同じコムナルカに住んでいた人々は殆どが故人である。作者のガガさんさえ、もういらっしゃらない。
『私のモスクワ 心の記録』だと当時の生活は古き良きソ連の回顧として語られるが、こちらはもっとずっと苦い味が残る。

2016年6月11日土曜日

録画メモ

映画「タイムソルジャー」
映画「カンダハル」←マフマルバフじゃなくてロシア映画
マリインスキーバレエ「春の祭典」
名曲アルバム「シェエラザード」

ユーロ始まる

最初だから観るか。
でも、今回ロシアは全く期待できないんだ。
そんな中でもジューバは健気に前向きコメントしていたけど。

2016年6月7日火曜日

離脱

うわあ、セルビア戦でデニソフ負傷。ユーロは無理。
 
普段生意気言っているデニソフも直前の離脱に流石に涙。今更休暇中なのにさあ、と言っていたユスポフですが、結局合流。ジューバの説得が効いたのか?

2016年6月5日日曜日

昔の家族の写真

実家にいた頃の猫
箪笥の上、天井近くから見下ろしているのが好きだった。


更に昔に一緒に暮らした金目銀目の白猫マオさん

しばしの別れか

川崎市市民ミュージアムのセミョーン・アラノヴィッチ特集は
5/21 海に出た夏の旅/トルペド航空隊
5/22 私はスターリンのボディガードだった
5/29 ヴィオラソナタ・ショスタコヴィッチ/トルペド航空隊

これで4月からの川崎市市民ミュージアム通いは一応一段落して、夏休み期間までは、もしかしたら今年中はもう、行かないかもしれない。
来年以降はどうなるのか不透明なので、つまり最悪当分来ないというか最後かもしれないので、周囲の写真を撮ったりもした。





それから、『まなざしの力/ケン・ローチ回顧展』と『オーストリア映画祭1991』のパンフレットを買ってきた。
ケン・ローチは安くなっていなかったが(1337円)オーストリア映画祭のは308円、これは観ていない。
冒頭で紹介されているマンスール・マダヴィ監督はアゼルバイジャン生まれのアルメニア系、子どもの頃家族でイランに移住、1990年にウィーン定住、という経歴。