2017年6月24日土曜日

EUフィルムデーズ2017②

13「クリスマスの伝説 4人の若き王たち」ドイツ ★★★
初めて見るマッチョじゃないグルジア男子。全体的にどことなく既視感あり。アウトローな若者と、やっぱりはみ出し者の精神科医。
「キツツキの頭は痛まない」とか「人生、ここにあり!」あたりに似ているのかな。

ここで、一旦京橋を離れて国会へ。
肉球新党の人達と共に国会包囲に参加。
暑かったので日陰で。
早めに離脱して再び京橋へ戻る…つもりが永田町駅までの道、既に混んでいて難儀したが、間に合う。

14特別プログラム「ズビシェク」ポーランド ★★★★
プラス講演ワイダとツィブルスキ~ポーランド派の名監督と名俳優
「灰とダイヤモンド」のあのズビグニェフ・ツィブルフキ追悼ドキュメンタリー(といってもかなりオマージュ)(1969年)は言うまでもなく素晴らしく、タデウシュ・ルベルスキ教授の講演はよかったのだが、佐藤忠男さんが老いてわけわかんなくなっているなあという感じで(トークとして成り立たないほど自分勝手なことを述べていた)、イランを始めアジア映画を日本に紹介するのにあれほどの貢献をされた方なのに、老害のようになっているように見えて悲しく、ショッキングだった。(そのせいで★を一つ減らした。)
なんだか言っていることが古~い左翼崩れ、インテリ崩れのアナーキストのステレオタイプになっていて、具体的に言っちゃうと「ワイダもツィブルスキも共産主義者(及びポーランド当局)に言い知れぬ怒りを抱えていて」というのを前提に話そうとしていて、教授に「いや、ツィブルスキは共産主義の理想と現実のポーランド政府は分けて考えていて、理想の方は捨てていなかったですよ」と即座に指摘されていた。

15「お母さん」エストニア ★★★
オチはかなり早い段階でわかっちゃうんだけどな。

16「善意の行方」オランダ ★★★★
オランダらしく一部グロい(去年の「提督の艦隊」もそうだった)。アメリカ渡って万事OKであるわけではないのだが。
息子はどうなった?

17「検事、弁護士、父親、そして息子」ブルガリア ★★★★★
これは一般公開願う佳作。
Прокурорът, защитникът, бащата и неговият син(ブルガリア語原題)
イグリカ・トリフォノヴァ監督
但し、旧ユーゴスラヴィアの戦犯法廷の話なので、舞台はハーグとボスニア、それに弁護士の故郷のスウェーデンで、使用言語は英語とボスニア語。
最後に移民3世の弁護士が父親に話しかけるのは彼のルーツであるロシア語。
というわけで、ブルガリア語のセリフはない。

https://www.google.co.jp/webhp?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4WQIB_jaJP547JP547#hl=ja&q=%D0%B8%D0%B3%D0%BB%D0%B8%D0%BA%D0%B0+%D1%82%D1%80%D0%B8%D1%84%D0%BE%D0%BD%D0%BE%D0%B2%D0%B0+%D0%B1%D0%BE%D0%BB%D0%B3%D0%B0%D1%80%D1%81%D0%BA%D0%B8%D0%B9+%D1%84%D0%B8%D0%BB%D1%8C%D0%BC&spf=1497229180620

監督もプロデューサーも(このお二人がトークイベントに参加)女性で、主要な役である検事も女性。
骨太な作品。
息子はボスニアのサッカークラブに、むろんサッカーがやりたくて入ったのだが、クラブごと民兵にスカウトされ、のちに戦争犯罪で裁かれることになる。
拘留されているときもしょっちゅうサッカーボールを操り壁当てしている。
実話をもとにしているとのことであるし、サッカークラブが民兵組織に利用された話は聞いたことがある。
サッカーの政治利用云々の話題が出るたびに、この話題が胸をよぎるのだ。
こんな悲劇がもう決して繰り返されないように願ってやまない。

なお、弁護士の名前はミハイル・フィンということになっていて、父親には「ミーシャだよ(Это Миша.)」と話しかける。
移民一世の祖父はロシア語しか話さなかった、自分はロシア語はできない、と通訳のボスニア人女性(ドイツ生まれ)に話していたが、家庭内言語はロシア語だったようだ。
フィンという苗字はスラヴっぽくないし、カレリア辺りのフィン系民族という可能性もあると思う。
(デンマーク映画「幸せになるためのイタリア語講座」に出てくるフィンという人物はフィンランド系という設定だった。)
弁護士が通訳に自分は移民3世だと話しかける場面、ふとボスニア移民2世のズラタン・イブラヒモヴィチを思わせるものがあった。
(イブラヒモヴィチの父がスウェーデンに移住したのは1970年代後半で、いわゆる経済移民で、1990年代の戦争による難民ではない。ドイツ生まれのボスニア移民2世だという通訳の女性が彼の経歴と被っているかのようだ。)

ロシアでは去年ロストフ・ナ・ドヌの映画祭で上映された模様。
http://unikino.ru/gran-pri-rostov-bulgaria/#more-20792
Прокурор,защитник,отец и его сын(ロシア語タイトル)

18「リリーのすべて」イギリス ★★★★★
今日テレの「映画天国」で特集されているLGBT映画に加えて欲しかった。
性同一障害で最初に性転換手術に挑んだ、デンマークの画家の実話を基にしているとのこと。
同業の妻、幼馴染の友人(プーチンさんみたい!)、妻の友人、と周囲があまりに理解あって美しい世界だが、現実はもっとどろどろしていたらしい。
リリー役の人、男としてとても美しく、女としては、う~む、ちょっと微妙…に見えていたけれど、だんだんどんどん入り込んじゃいますね、さすが。
来年あたりにはもうイギリスはEUフィルムデーズから離れているかもしれないと思うと寂しい。

19「オリ・マキの人生で最も幸せな日」フィンランド ★★★★
出てくる人出てくるひと皆フィンランドっぽくってすてき。
”Самый счастливый день в жизни Олли Мяки”
У финского боксера Олли Мяки есть все шансы завоевать титул чемпиона мира в полулёгком весе. Он уже преодолел все неудачи, теперь спортсмену из провинциальной глубинки пророчат славу и богатство. Дело за малым: остается сконцентрироваться на решающем поединке, но на пути к триумфу появляется новое испытание — девушка. Олли Мяки всё же станет легендой спорта, но не благодаря победе.
終始モノクロのレトロな映像で素敵だった。
あと、生活大変そうなマネージャーさんも是非幸せになってほしい。
演じているのはЭэло Милоноффという、もしかしたらロシアあたりの出身かもしれない大柄でカウリスマキ映画でも見たような感じの俳優さん。
https://www.kinopoisk.ru/name/440830/

本編上映前にフィンたんのアニメも特別上映。
わかりにくいけれど、二次元フィンたんを手にしている大使館員さんである

フィンたん、着ぐるみオチはなかなかだったぞ。


20特別プログラム「OKI(沖)」ラトヴィア ★★
"Оки — посреди океана"
История о трех людях, судьбы которых переплелись в Лос-Анджелесе. Японка Оки выбрала Америку, чтобы убежать от прошлого. Бывший брокер по недвижимости Роб, искатель лучшей жизни, так же, как сотни тысяч латышей, уехал, но не прижился и переживает кризис. И его соседка по комнате Вилли, юная и энергичная американка. Роб и Вилли начинают слежку за странной японской женщиной, которая часто меняет место жительства, и вскоре узнают тайну страшного прошлого Оки. Это заставило их переоценить и своё прошлое.

режиссер Марис Мартинсонс

В главных ролях:
Каори Момои
Ханна Левиен
Андрис Булис
Уильям Голдштейн
Дэниэл Мессье
Джозеф Ферранте

https://www.kinopoisk.ru/film/741226/

アフタートークでみた桃井かおりさんは大変おきれいだった。

で、この監督と桃井さん、それにイッセー尾形さんの強力タッグによる「ふたりの旅路」公開のことを知り、今日初日初回に出かけた(別項で)。
「OKI」は娘を亡くしたトラウマに悩むロスアンゼルス在住日本人女性オキとそれにかかわるカップルの話で、「ふたりの旅路」の習作っぽく思える。これみてから「ふたりの旅路」を観られてよかった。

EUフィルムデーズ2017①

今年のEUフィルムデーズについて

1.「私に構わないで」クロアチア ★★
去年の東京国際映画祭では見逃した。
が、1500円とか出して観るような映画ではなかったからこれでよかったのだ。

2.「ナイトライフ」スロヴェニア ★
このへんはつまらなかったので、どうなる事かと思った今年のEUフィルムデーズだが、(特にスロヴェニアのは日本語字幕がなく、ハンドアウトの解説もなく、非常に不親切)

3.「いつまでも一緒に」リトアニア ★★★
ここでようやくまあまあなのに当たる。
夫役が若き日のジョージ・クルーニー風。
哲学科出身で売れないスタントマンやっている。仕事仲間とはロシア語。稼ぎのためにアゼルバイジャンあたりへも。

4.「ヴォイチェフ」スロヴァキア ★★★

5.「テキールの奇跡」 ルーマニア ★★★
リリ夫人、日本人女優の誰かに似ているぞ!と思ってなかなか思い出せなかったが、やっと思い当たった。
江波杏子だ!
わかりにくいけど、右の人ね。

お水のペットボトルいただいた。
ガス入り、ノンガス各1本也
 

6.「シング・ストリート 未来へのうた」アイルランド ★★★★★
「ONCE ダブリンの街角で」よりストレートにおもしろかった(楽しかった)。
お子様バンドの話だが、皆家庭的に厳しい…80年代のアイルランドだと離婚はできないので、別居にしかならない。
更生施設や精神病院にいる親、移民。
権威主義的な宗教系の学校。
にもかかわらず、バンドマンの父にミュージシャン崩れ(オタクと言った方がいいか)のニート兄とか、バンドつくって成長していくのに、設定が都合よくできているが。
80年代のポップスはわかり易くて可愛い。
お兄ちゃん、幸せになってくれ。彼女いなそうなのが不思議。あれだけ嫌みの無い博識、モテると思うのに。

7.「リトル・マン」チェコ ★★★★
珍しく人形劇映画(パペットアニメではない)
郵便屋さんやきゅうりの漬け汁の登場がチェコっぽくっていい。
プロデューサー氏
手にしているのは登場人形(主役)←あんまり可愛くなく、イジー・バルタ系列 
チェコの作品上映後のトーク、置かれているのがお数日前私もいただいたルーマニアのミネラルウォーターのペットボトルであった。
 
8.「ホワイトゴッド 少女と犬の狂詩曲」ハンガリー ★★
グロい。
犬が~~~~!肉球が~!

9. 「明日、戦争の後で」ルクセンブルグ ★★★★
出色の出来。
フランスのレジスタンスものに近いかも。
http://eufilmdays.jp/ja/films/2017/tomorrow-after-the-war/
http://www.cfi-icf.ca/index.php?option=com_cfi&task=showscreening&id=1177&Itemid=1682
タイトルがユーリー・カラの「翌日戦争が始まった」に似ているし、白いリネンの洗濯物が干してあっての虐殺暗示場面はラリーサ・シェピチコの「処刑の丘」を思わせた。
主人公らが話しているのはフランス語かと思っていたらルクセンブルグ語だとのことだ。

10 「五日物語-3つの王国と3人の女-」イタリア ★★★
これ、見逃していた。
イタリア語ではなくて英語だったのが残念。
熊のサーカス場面はロシア語だ。
なんか納得できない部分(理不尽な場面)もあるが…。

11「エディットをさがして」オーストリア ★★★★
イギリスの二重スパイキム・フィルビーをКГБに誘ったフォトグラファー、エディット・サシツキーについてのドキュメンタリー(一部アニメーション)。彼女の写真は魅力的だ!あと、ソ連のスパイの面々は皆無報酬だったという話。
ソ連のスパイするのに共産主義への傾倒だけでやっていて、報酬は決して受け取らなかった(せいぜい旅費程度)ケンブリッジ・ファイブの皆さん。
まあそんなものかな?
デモや座り込み参加が日当云々いう輩がいたりするけど、そんなものは出ない。
とはいえ、スパイは命の危険と引き換えに相応の報酬を受け取っていたのかと思いきや、使命感ゆえにやっていたのであって、
イランのためにスパイをやろうとは決して思わないが、イランの美少年たち思えば自発的にイラン映画の広報活動したいと私は思うし。
 元КГБ将校のインタビューはロシア語だった。

12「マリー・クロヤー 愛と芸術に生きて」デンマーク ★★★
夫は妻の才能を全然認めず「お前は才能ない」と傷つけることを平気で言っていて憎たらしかったが・・・話が進んでいくとまるで『アンナ・カレーニナ』な展開になった。

夫:デンマークの著名な画家セヴェリン・クロヤー
妻:そのモデル、自身も画家マリー・クロヤー
愛人:スウェーデン人作曲家ヒューゴ・アルヴェーン

それに、娘、弁護士(娘の後見人)、マリーの友人(ヒューゴの元愛人)、お世話係の女性を交えた愛のもつれが中心で、芸術の話には深く切り込んでいなかった。
夫は妻の画才を全く認めておらず「自分は天才だけどお前才能ないから」みたいなことを平気で言う。
(それ以前に精神的に壊れちゃっているのだが…)
彼の作品の方は5/28まで西洋美術館の「スケーエン〜デンマークの芸術家村」展で観ることができたらしい。見逃して残念。

ヒューゴ・アルヴェーンがまた、何とも残念な男性なのだが、あれですよ、『アンナ・カレーニナ』のヴロンスキーみたいな輩。
映画の中で話題になる「夏至の徹夜祭」はこれでした。



導入部がまるで「きょうの料理」のテーマ音楽です。
タッタラタラタラタッタッタ~♪

2017年6月12日月曜日

録画メモ

「顔のないヒトラーたち」

録画はできたのだが、映画館で観た時に買ったはずのプログラムが見つからない。
2015年10月に新宿武蔵野館で観た。

「レニングラード 女神が奏でた交響曲」
BSフジの放映番組

「ただ涙を流すのではなく」
BS1 NHKドキュメンタリー

2017年6月4日日曜日

絵本の父


ミュシャの絵にも登場したヤン・アーモス・コメンスキー。
史上初、絵入りの教科書を作った(『世界図絵』)で、絵本の父。
この人のことを知りたかった。

今読んでいる



ヴィリニュス生まれ



ロマン・ギャリ、この人のことは知らなかった。ヴィリニュス生まれ。アヴィグドル・ダガンみたいに外交官で作家。それに映画監督も。ジーン・セバーグ再婚相手(自身も再婚)で、映画のヒロインはセバーグ。ダガンと似た暗い空気。

『デカダンス』が凄っ!
アメリカ労働史研究者さんにどれが史実なのか質問したくなる。

2017年5月28日日曜日

千島・サハリン・極東秘境巡り


著者 : 相原秀起
北海道大学出版会
発売日 : 2016-11-30

ロシア人との付き合い方に長けている、コミュニケーション力抜群の著者だからできた冒険の旅。
よかった。
ロシア秘境物としてもだが(手続きが煩雑な事以前に自分じゃ絶対に行かなそうな辺境)、この辺の歴史に極めて疎かったし。
終戦の後にこんなに激戦をする必要がどこにあったのだろうか、双方の犠牲があまりにも虚しい。

北千島の役人が「日本は北千島も返還請求してくれない?」と言ってる皮肉!
なぜかっていうと、日本政府が返還要求している南千島はロシア政府がどんどん援助もするし北海道との交流も進んでいるのに、領土問題がないとされている北千島は蚊帳の外、ある島民が「見捨てられている」と述べていた…
(注:日本共産党は千島列島の全島要求しているけどね)

ナルニア国ものがたり 馬と少年



何より挿絵がかなりのがっかり感を誘う。

2017年5月23日火曜日

桑野塾:ほとんど誰も観られなかったマリインスキー劇場初来日100周年展

(書きかけのメモ書き)

スミルノヴァは40歳代で亡くなっており、二人にお子さんがいたのかどうかよくわからず。
その後のボリス・ロマノフ、再婚とかしていないのか、別の女性とでもお子さんがいて、とにかく遺族がわかっていないのだろうか、と思って、帰宅してから調べたが、
・ウィキペディアには家族欄には妻がスミルノヴァであることしか載っていない
・セゾン美術館のバレエ・リュス展のカタログにもロマノフ、スミルノヴァの紹介欄はなかった。


スミルノワら 殆ど反響呼ばず(『舞踊と身体』『日本のバレエ』引用)は本当か

1922年アンナパヴロワ大反響
日本舞踊とも交流 ロンドンで関東大震災追悼の舞踊

ロシア側で研究
ペテルブルグマリインスキー劇場で6.15当日に展覧会 ゲルギエフ挨拶
駒木さんのツイッターで知る
その後ウラジオストクで巡回

妖精人形 ウィーン初演 流行った おもちゃのチャチャチャ エルミタージュ劇場ロシア初演 バクスト美術
パヴロワ ロマノフ スミルノワ チュッケティ写真
スミルノワ セゾンリュス ポロヴェッツ人の躍りに参加
ロマノフ ダンサーより振り付け師 来日前バレエリュス サロメの悲劇 夜鶯 小山内薫大田黒見ている
都新聞広告 展覧会バナー 現代芸術の精粋
午後1時 (休)な話で夜空いていなかった 帝劇男優劇
本郷座 ペトログラード名優 松井須磨子合同公演ウラジオストク
同年5月バリモント来日
瀕死の白鳥 ロマノフ振り付け
夢幻境の女王 せむしの子馬のなかの
ドリゴ 火花のワルツ?
インドの舞女 ラバヤデール
三國同盟 出演者二人?英語だと3人日露英
本野一郎 大使館に招待 政治家主導 日露戦争後の蜜月期 満州利権利害一致 手を繋ぐ 日露協約 4回 交渉しているのが本野 1916年スミルノワ提出の申請書3月 公務として 急に決まった 協約7月
国策 ファンレター東京初 帝国ホテル宿泊の外国人?
日本の皇族軍人 前年大正天皇即位式にゲオルギー大公来日の返礼で訪露 マリインスキーで主賓バレエ公演 せむしの子馬プログラム
ラスト戴冠式 ヤマトカサカ作曲ホクシュー ほくしゅう遊郭吉原のこと日本舞踊で有名 藤間トウゾウ?北州 アサフィエフ編曲

日本の民謡楽譜

ロマノフ振り付け スミルノワソロ
エレーナモチャロワ スヴェトラーナミハイロヴァ
隅田川を踊るスミルノワ 1917年絵葉書 兵庫県芸術文化センター 三越で買った?呉服
1916年の日本人はどう観たか
政治的意図を匂わせる新聞記事はない
帝国劇場初代の写真 民間 渋沢栄一ら 演目の殆どは歌舞伎

帝国劇場で上演の歌劇胡蝶の夢 ヴェルクマイスター作曲 柴田環後の三浦 1911年

1915年 夢幻的バレー 三越呉服店玩具部 人形の妖精と同じ ジョヴァンニヴィットリオローシー振り付け たかぎとくこ日本で初めてトゥーシューズでつま先立ち 特別出演

女性が舞台に立つ、女性のタイツ姿 もの笑いの種

名倉ぶんいち 坪内逍遙の教え子 瀕死の白鳥 ロードスワニング?バリモント? リアル過ぎてダメ

大田黒 音楽との融合

石井山田対談 技術的には凄いが、拒否反応

演芸画報に載ったスミルノワ女史の白鳥湖写真 舞台装置 帝劇のかきわり

杉浦ひすいのゾベイダ 演芸画報表紙 バクストとアメリカのぱくりを折衷 1913年一月号

小山内 サロメの悲劇に感銘

藤村 ダフニスとクロエに感銘

1914年夜鶯 ロマノフ振り付け フォーキン振付主体のリュス ベヌア美術 ジャポニズム 映像も舞台写真も残らず

与謝野晶子 動的現実的きびきびした生活律 女性の生き方

有島 ダンスやオペラはあまり観ていない 英語で日記 他人に読まれないように 絵まで描いている 滅多にない ディアナとパン 最終日演目差し替え シルヴィア?

大田黒 ロシアバレエ執筆

金鶏 ゴンチャロワ衣装

翌年プロコフィエフ来日

1923年ベルリンアポロ座ロシアロマンティック劇場 斉藤佳三遺品 公演パンフレット

パーヴェルチェリチシェフ

プロコフィエフにオリジナルバレエ依頼作曲空中ブランコ 19251106ゴータ初演

室内楽 シューベルト曲編曲 2002年発見

 

2017年5月16日火曜日

コンフェデ杯に向けての30名

http://www.rfs.ru/main/news/national_teams/86454.html
GK
1.イーゴリ・アキンフェーエフ(ツェスカ・モスクワ)1986年4月8日生まれ
2.アレクサンドル・ベレノフ(FKウファ)1986年9月13日生まれ
3.マリナト・ギレルメ(ロコモチフ・モスクワ)1985年12月12日生まれ
4.アンドレイ・ルニョフ(ゼニット・サンクト=ペテルブルグ)1991年11月13日生まれ
DF
5.ヴィクトル・ヴァシン(ツェスカ・モスクワ)1988年10月6日まれ
6.ゲオルギー・ジキヤ(スパルターク・モスクワ)1993年10月6日生まれ
7.ルスラン・カムボロフ(ルビン・カザン)1990年1月1日生まれ
8.フョードル・クドリャショフ(ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ)1987年4月5日まれ
9.イリヤ・クテポフ(スパルターク・モスクワ)1993年7月29日生まれ
10ロマン・ノイシュテッター(フェネルバフチエ(トルコ))1988年2月18日生まれ
11アンドレイ・セミョーノフ(テレク・グローズヌィ)1989年3月24日生まれ
12ロマン・シーシキン(FKクラスノダール)1987年1月27日生まれ
MF
13ユーリー・ガジンスキー(FKクラスノダール)1989年7月20日生まれ
14デニス・グルシャコフ(スパルターク・モスクワ)1987年1月27日生まれ
15アレクサンドル・ゴロヴィン(ツェスカ・モスクワ)1996年5月30日生まれ
16アラン・ザゴエフ(ツェスカ・モスクワ)1990年6月17日生まれ
17アレクサンドル・エロヒン(ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ)1989年10月13日生まれ
18ユーリー・ジルコフ(ゼニット・サンクト=ペテルブルグ)1983年10月13日生まれ
19ロマン・ゾブニン(スパルターク・モスクワ)1994年2月11日生まれ
20ドミトリー・コムバロフ(スパルターク・モスクワ)1987年1月22日生まれ
21アレクセイ・ミランチュク(ロコモチフ・モスクワ)1995年10月17日生まれ
22アレクサンドル・サメドフ(スパルターク・モスクワ)1984年7月19日生まれ
23イーゴリ・スモリニコフ(ゼニット・サンクト=ペテルブルグ)1988年8月8日生まれ
24ドミトリー・タラソフ(ロコモチフ・モスクワ)1987年3月18日生まれ
25マリオ・フェルナンデス(ツェスカ・モスクワ)1990年9月19日生まれ

FW
26アレクサンドル・ブハロフ(ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ)1985年3月12日生まれ
27アルチョム・ジューバ(ゼニット・サンクト=ペテルブルグ)1988年8月22日生まれ
28マクシム・カヌンニコフ(ルビン・カザン)1991年7月14日生まれ
29ドミトリー・ポロズ(ロストフ・ロストフ=ナ=ドヌ)1991年7月12日生まれ
30フョードル・スモロフ(FKクラスノダール)1990年2月9日生まれ

2017年5月14日日曜日

オデッサ・コスモス: 不肖の教え子なので買った黒田本『初級ウクライナ語文法』

オデッサ・コスモス: 不肖の教え子なので買った黒田本『初級ウクライナ語文法』: CD付 初級ウクライナ語文法 著者 : 黒田龍之助 三修社 発売日 : 2017-04-25 ブクログでレビューを見る» 黒田龍之助先生の新著『初級ウクライナ語文法』買ってきた。もし再びウクライナに行くことがあったらちょっと真面目...

2017年5月13日土曜日

可愛いチェコが好きな私が好きな本

スロヴァキア在住する日本人親子によるチェコとスロヴァキアのグラフィックデザインについて、丁寧に取材・関係者へのインタビューをし、飾らない平明な言葉で(あまり文学的に凝っていないのが読みやすくて良い)紹介してくださっている貴重な本。切手や映画ポスター以外は無名性(アノニム)が殆どだった分野で、人脈を生かして多くのアーティストたちにコンタクトしていて感激する。
体制が変わって、ビアホールもプラハの街並みも当地の「応用美術」の世界も激変、閉鎖や解体の憂き目も綴られながら、若い世代の逞しい志向も示される。
それにしても、第二次大戦中のこの国の画家たちの運命はソ連以上に苛烈であったかもしれないと、認識を新たにする。

これ、ミュシャ展のお供にもいいと思うよ。

2017年5月6日土曜日

録画メモ

博士の異常な愛情
日本バレエの母を求めて

録画メモ

ゴーストライター
ペトロフカの娘
https://www.thecinema.jp/detail/index.php?cinema_id=03646

一緒のDVDにしてしまったので、分類に困るが、やはりポランスキに敬意を表してポーランド部門か。


作家とサッカー21 タデウシュ・ボロフスキ『去った人びと』

一つのコーナーキックと次のキックのあいだにぼくの背後では三千人のガス死が執行された。

『去った人びと』は『ぼくらはアウシュビッツにいた』の中の短編。
映画「戦いのあとの風景」プログラム(欧日協会「ユーロスペース」発行1983年刊)44~45ページより

2017年5月5日金曜日

オデッサ・コスモス: 猫グッズいっぱいの大エルミタージュ美術館展

オデッサ・コスモス: 猫グッズいっぱいの大エルミタージュ美術館展: 六本木の大エルミタージュ展、なんかオールドマスターとやらの絵を鑑賞したっていうより、ミュージアムショップで猫グッズ買いまくり!という印象の、しかし充実の一日だった。 絵の方はペテルブルグに行った時に一応観ているんじゃないか? レンブラントは別として、ルーベンスあたりにな...

2017年5月3日水曜日

三國志・桃園のつどい

(書きかけ)
放送聴いたときは、「何これ。つまんないな」と思ったのですが(失礼)、

昨日の  出演の渡辺先生が講師というので、100分de名著 陳寿『三国志』を観たのだけど、第1回に関してはちょっと期待外れ。古代の歴史書から「この混迷の時代に通じるリーダー論」みたいな持って行き方だったので、よくビジネスマン向けの雑誌に載っている記事みたいで。

テキストは面白い!
やはり100分(一回あたり25分)では語りつくせないのが名著なのでありましょう。
なんか池上彰みたいに妙に簡略化した解説で、無理無理現代にあてはめているようで、そこらのビジネス誌の見出しみたい→「真の英雄とは何か」「乱世のリーダーの条件」
桃園のつどいでお話されていた渡邉先生はこんなじゃなかったのに・・・
という気がして放送を観ていたけれど、昨日テキスト買って、帰りの電車の中で拾い読みしてみたら、割とおもしろかった。
放送も楽しみになってきた。



4/30の 桃園のつどいについては、おいおい書いていく。

5月2日オデッサ、チェルノモーレツ

3年前の惨劇を、どうして忘れようか。

 
 
日本ではもはや全く報じられることもないようですが、あの日夜11時から、チェルノモーレツ対メタリストの試合を観ようと思って、ネット上をふらふらしていたらオデッサの見覚えのある通りが映っていて、試合前のニュース映像なのだと思って観ていたのですが…(当時、ウクライナは、特に東部・南部は、分離・連邦化を進める勢力とウクライナ統一派が激しく対立するようになっていて、遂にドネツク・ルガンスクに続いてハリコフやオデッサでも「独立」を宣言する勢力が現れ、騒然としていました)オデッサの市役所庁舎、交響楽団会館、西洋東洋美術館といった街の中心部で人々がどうも暴動を起こしている様子です。

そして、気が付きました。私が観ているのはニュース映像ではなくて、暴動を起こしている人たちによるライブ配信なのだと。
最初の頃は青*黒ストライプのチェルノモーレツのユニを着た若者が数人中心にいて、苦々しい思いになりました。
チェルノモーレツのファンと言えば普通に優しい若者という思い出があって、彼らについての記憶ゆえに私はチェルノモーレツのファンになったのに。
ああした場にチェルノモーレツファンがいて実際に犯罪行為を行っているのを目にしているのだと思うと、腹だたしく、ファンである自分が揺らぐ思いがしました。
割と若い人が多く、カップルで来ている人もいるようです。
女性たちは楽しげに、ピクニックにでもきているかのような表情で火炎瓶を作っていたのです。
暴動はデモとは違って、不満や抗議を他者に伝えようとするプラカードとか横断幕とかのぼりとかはなかったし、スピーチもシュプレヒコールもなく、無言でただ破壊することが目的化しているかのような群れでした。
だから彼らの行動を観ていても意図・目的がわかりかね、事態の収拾もどうしたらつくのやら皆目わかりませんでした。
彼らが消防車を乗りまわしていたのは、あのとき既に労働会館を放火していて、消防車がそこへ向かうのを阻止して消火活動を妨害していたのだ、というのは後からわかりました。
すぐ近くに消防車がありながら、建物は燃え続け、多数の人が焼き殺されたのでした。
 
オデッサの虐殺、オデッサのジェノサイド、オデッサ-ハティニなどのロシア語が溢れたのですが、日本では私が観たのとは全然違う報道がなされました。
労働組合会館に籠った分離派の人達が自ら火をつけたとか。
火炎瓶を投げ込んでいたのはマイダン派の若者たちであるを私は実際に観ましたが、そういう風には報道されない、ということにいささか驚きました。
 
後から知ったのですが、そもそもこの暴動は、チェルノモーレツとメタリストの両クラブのサポーターがともにウクライナとウクライナリーグの統一維持を願って、鉄道駅からスタジアムまでをデモ行進したのがきっかけだったらしいのです。
(が、私はこのデモ自体は観ていません。後日メタリストの公式サイトが述べたところによれば、彼らは余計なことはせずに、まっすぐスタジアムに向かったので、暴動とは関係ない、とのこと。)
私が意識せずに暴動のライブ配信を見始めた頃には、チェルノモーレツカラーの青と黒のシャツを身につけている人が数人いたのは確かですが、試合が始まった頃にはもういませんでしたし、メタリストファンらしき人はいませんでした。
なので、サポーターが暴動を始めたというような報道も事実とは違うと思います。
彼らは真っすぐスタジアムに行き、デモの暴徒化であるかのような報じられ方は間違っていると。





2017年4月29日土曜日

映画「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」

映画「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」
初日初回で観たが、60点くらいか。
 
・イギリス人視点だからかロシア革命のことぼろぼろに言っている。
 革命の時に、冬宮に蜂起した人たちがなだれこんできて(エイゼンシュテイン「十月」の映像を使用している)、ワインセーラーのワインは叩き割られてしまったというエピソードが紹介される(飲んじゃったんじゃないのかあ)。
 スターリン時代、一部の所蔵品が外貨を稼ぐためにアメリカに売られてしまったことや、現代芸術に理解がなくて職員が収容所に入れられたりしたことなどが語られ、革命怖いよ~と強調したい空気を感じるが、結局はロシア人としては
「それでも守り抜いた」ことを言いたいらしく、
「フランス革命より文化に優しい革命だった」
という結論が述べられたのだった。
 
最初に訪れた90年夏、臨時政府の大臣達が逮捕された部屋の止まった時計の前でガイドさんが「ここで偉大な社会主義が生まれたのです」と棒読みしていた、その部屋を久しぶりに観たのが感慨深い。
 
エルミタージュでは、いろいろな子ども向けイベントをやっていると聞くが、映画中では氷像制作が出てきた。
氷の彫像を子ども達が作ったのを館長さんが見て廻るが、猫像はじめ力作揃い。
どこぞの雪まつりだと体力のある公務員さん中心だと言うが、子どもがこれ作ったのだろうか?大人のサポートは当然あったとしても凄い。
 
 
90年夏の宮殿広場、エルミタージュ
 
 
・マレーヴィチのところでおどろおどろしい音楽で駆け抜け
 
・小さな守衛さん達は最後の方ちょっぴり出演。
 ちょっとオタクっぽい現代芸術家?エリック・ヴァン・リースハウトErik van Lieshoutのインスタレーションとしての登場。
 もっと登場場面は多かったらよかったのに!!!
 
『КОШКИ』は映画館では売っていません。
エルミタージュのミュージアムショップで買ったものです。
エルミタージュ所蔵の猫絵(地域・時代別)ガイドと守衛さんの写真という優れもの。
 
 
 
ヒューマントラスト有楽町お馴染みの映画に即したメニュー、「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」ではなぜかアイスフレバーティー?

上映後にトークショーあり。
実のところ、沼野先生とか沼辺さんとかのトークだったらよかったけれど、ま、贅沢は言うまい。
特段有益な情報はなかったが、最後に、エルミタージュ美術館展に行くにあたり漫画でも本でもロシアの歴史を知って行くとよいとの真っ当なアドヴァイス。
この映画中では、レニングラード封鎖を生き抜いた体験者の女性が登場し、おばあ様の飼っていた猫を食べることになった悲惨な話を語る。
お母様が、孫とどっちが大切か?と詰めよって、おばあ様、泣いて差し出したっていう。辛い話だが、「おいしかった」という。革のベルト、壁紙も食べてしまい、家具を燃料にして生き延びる。といっても住民の1/3は亡くなったのだ。
(今年はショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」初演から75年である。)
 
エルミタージュとレニングラード封鎖についてなら、イギリス人監督の「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」よりソクーロフの「フランコフォニア ルーヴルの記憶」の方がずっしりきた。ルーヴルについて撮ったようでありながら実は限りなくロシア、ペテルブルグ、エルミタージュ愛に満ちていた。
 
 
 

2017年4月24日月曜日

ナチス、ヒトラーの映画の走り書き

新文芸坐
シリーズ「映画と歴史」① 映画に刻まれたナチスの爪痕
①帰ってきたヒトラー(2015・独/116分)
②アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発 (2015・米/98分)
③ハンナ・アーレント(2015・独=ルクセンブルク=仏/114分)
④アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち(2015・英/96分)
⑤手紙は憶えている(2015・加=独/95分/PG12)
⑥アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015・独/105分)
⑦独裁者(1940・米/126分/35mm)
⑧終電車(1980・仏/131分/35mm)
⑨シャトーブリアンからの手紙(2012・仏=独/91分)
⑩ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015・独/113分)
⑪奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ(2014・仏/105分)
⑫栄光のランナー/1936ベルリン(2016・米=独=加/134分)
⑬サウルの息子(2015・ハンガリー/117分)
⑭顔のないヒトラーたち(2014・独/123分/PG12)

あと、
「ヒトラーへの285枚の葉書」 
7/8~ヒューマントラスト有楽町、新宿武蔵野館

まだまだ、ナチス、ヒトラーを題材にした映画作品は作られ続け、上映も続く。

ちょっとメモ書きしておこうと思う。
有名なの、無名なのいろいろ。
特にお薦めのものも。

感じるのは、意外と偏っているってこと。
アメリカ(つまりハリウッド作品)、あとはイギリス、ドイツ、せいぜいフランス、イタリアくらいに。
もっと素直に、被害者に目を向けようとしないのだろうか?
まず最大に被害国であったソ連の作品を知る人があまりに少ない。
絶滅収容所の多くが存在した地、ポーランドの映画は、巨匠が多くて、さすがに知名度は高いとは思うが、上映機会はかなり限られるし、こういう機会で言の葉に挙がるのももっと多くてよかろうと思う。
チェコスロヴァキア、ユーゴスラヴィア(犠牲者の数はかなり多い)、ハンガリーも、そういう土地柄なのだから、当然あるだろうと想像つくでしょ?

比較的最近の作品群

「ヒトラー~最期の12日間~」
有名ですね。評価する人も多い。

「アイアン・スカイ」
個人的にはすごくお薦め。
このノリのフィンランド、好き。

「ヒトラーの忘れもの」
辛い。なぜ双子を出す?

「ワルキューレ」

「検事フリッツ・バウアー ナチスを追い詰めた男」
法曹枠。

「シンドラーのリスト」

「ヒトラーの贋札」
個人的にはオデッサ枠。

「オデッサ・ファイル」
オデッサ(地名としては)関係ないけどオデッサ枠。

「マイ・ファーザー」
お薦め。観ていると暑苦しくて大変。クレッチマン枠。

「黄金のアデーレ」

「ヒトラー最後の代理人」

「野獣たちのバラード(ありふれたファシズム)」
鈴木瑞穂さんがナレーションの吹替え版観た。
移転前のアップリンク。観客は私だけでした!(平日昼間)

「マイ・リトル・ガーデン」
北欧映画祭で「バード・ストリート」というタイトルでやっていたのを観た。

北欧映画祭で「バード・ストリート」という題名で上映されたのを観た。(その後「マイ・リトル・ガーデン」名で一般公開)そのときの上映後質疑応答で「その原作は読んだことがある」という方がいて調べた。映画はレンブラントライトで割と美しく隠れ家を撮っていた。「戦場のピアニスト」子ども版みたいにワルシャワのゲットー内で子ども一人サバイバルする。映画だと冒険ものの要素が強くて(あと、サバイバルしてるとは思えないぽっちゃりした子が演じていたこともある)、原作の方が切実で大変。ゲットーの外でのサバイバルが同作者の「ふたつの名前を持つ少年」の原作『走れ、走って逃げろ』。
てわけで、
「ふたつの名前を持つ少年」

「1944 独ソ・エストニア戦線」
結構評判いい。
録画済みで未見。楽しみ。

「地下水道」「灰とダイヤモンド」「戦いのあとの風景」「サムソン」
ワイダまとめて。
「コルチャック先生」
美少年だったクラタくんどうしているんだろう。

「灰の記憶」
辛かった。
「縞模様のパジャマの少年」
「サラの鍵」
「黄色い星の子供たち」
「やがて来る者へ」
「ふたりのトスカーナ」
子どもが犠牲っていうのはこたえる。

「僕を愛したふたつの国 ヨーロッパ・ヨーロッパ」
「ソハの地下水道」
ホラントまとめて。

「ショア」
「ゾビブル」

「パサジェルカ」

「誰がため」

「ディファイアンス」
これより、プリーモ・レーヴィだな。
『今でなければいつ』とか。
『休戦』映画化したのが「遥かなる帰郷」
原作になかった、ソ連兵たちが戦勝記念パーティー向けに隠し芸の練習に余念ないのを救出されたユダヤ人たちが観ていて「上手いな!」とか言っているところが印象的。

「ソフィーの選択」
「夜と霧」
「海の沈黙」

「ブリキの太鼓」
「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」

「悪童日記」
原作がよかっただけに、映画はインパクト弱い。
是非入れて欲しかったのはおばあちゃんがユダヤ人たちに食糧を援助する場面だったが。あれは省くな!

「フランス組曲」
これも原作からのカット場面が多くて残念。

「さよなら子供たち」
「鯨の中のジョナ」
古典

「暗い日曜日」
「太陽の雫」

「名もなきアフリカの地で」

「ブラックブック」
お薦め。ミヒャエル・バラック似のゼバスチャン・コッホ枠。

「善き人」
「あの日 あの時 愛の記憶」
「アドルフの画集」
「わが教え子、ヒトラー」
「ドイツ零年」
「さよなら、アドルフ」
「あの日のように抱きしめて」
「敵こそ、我が友 〜戦犯クラウス・バルビーの3つの人生〜」
「愛を読むひと」
「コロニア」

「僕の村は戦場だった」
ブルリャーエフ枠。

「モレク神」
ヒトラーに似すぎているレオニード・モズゴヴォイだが、「ストーン クリミアの亡霊」ではチェーホフ、「牡牛座」ではレーニン演じているんですよ!信じられます?さすが役者だ。


「炎628」
デートで観に行くべきではなかった編。(帰路、互いに沈黙のままでした。)
これ、視覚だけじゃなくて、スープ(キャベツのスープじゃないかな)腐臭が漂ってくるような、泥沼ではぬめぬめした感触がしてくるし、五感に響いて、ぼろぼろになってしまう、”最強”の戦争映画。決して村の炎上シーンとラストの衝撃だけじゃないです。
でも、フリョーラ役のクラフチェンコは、このときは「あんまり美少年じゃないし、俳優続けそうにないな」と思ったんだけど、その後アクション映画によく出ている。社会性の強い作品には出ていなそうに思う。人の人生わからない。

「処刑の丘」
でもエレム・クリモフの奥さんであるラリーサ・シェピチコはもっと凄い。
忘れ難いのが、雪原のシーツの場面。
レジスタンスの二人が訪ねて食糧貰いに行こうとした(懇意にしている女性がいるはずだったのでは)村が、行ってみると、跡形もなく焼き尽くされている、のではなくて、無人の雪原に家の壁と干したシーツがあるだけっていう、鮮烈に白い白い場面。
村人の生活が突如断ち切られての虐殺を暗示させる。
ラスト、裏切者に対しての視線が容赦ない。

「海に出た夏の旅」
お薦め。
実はあんまりナチスは出てこないか(ドイツ兵はいる)。
でも、ソ連のストリート出身の可愛い子が大量に出演するので絶対お薦め。
アラノヴィチの、大好き「トルペド航空隊」とも甲乙つけがたい作品。


「英国王給仕人に乾杯!」
よりは
「厳重に監視された列車」
だな。

(勿論書きかけです)


ラビリンスで思い出す

AXNミステリーでチェコとスロヴァキアのミステリー「ラビリンス」が7回の連続で放映していて、ポーランドのミステリーの方も観ていたけれど、こっちの方がいい感じに思えた。

といっても、うわあ、残酷、もうやめて~というドラマなんだな。
ほぼ最初の方から、以前読んだ『プラハの深い夜』を想起させるストーリーだったが、最後までやはりそうだった。
(「ラビリンス」は現代のブルノが舞台で、『プラハの~』は第二次大戦中ドイツ占領下~解放にある一種の歴史性・政治性はない。ただ、スロヴァキアとの関係性については微妙かも。吹替えではなく、原語+字幕でも、タマラの話す言葉が周囲にはすぐスロヴァキア訛りとわかるらしい、それが聞き分けられる人は殆どいないんだろうけど、聴いてみたい気はする。)

あの暗澹たる後味の悪さ、アレクサンドラ・マリーニナのアナスタシアシリーズにも通じるけれど、コホウト作品(まあ、一つしか読んでいないけど)の気持ち悪さは、この時代の東ヨーロッパの混乱の世相も反映しているのかもしれないと思っていた。
一方で、シュヴァンクマイエルやイジー・バルタに通じる、”センスあるけど悪趣味!”なあの感覚がチェコ独特である気もする。

「ラビリンス」には、それが色濃くあった。

連続ドラマ「ラビリンス」を観ていると、昔読んだこの小説を思い出さずにはいられなかった。猟奇的で、気色悪く、かなり無駄に関係者が命を落とし、後味が悪い。
この作品の場合、それに加えて、最後の一行が最高にぞっとさせる。

2017年4月18日火曜日

コンサバな私には合わなかった本『ロシア文学うら話』

オデッサ・コスモス: ロシア文学うら話 (ユーラシア文庫)著者 : 笠間啓治群像社発売日 : 2017-02ブクログでレビ...: ロシア文学うら話 (ユーラシア文庫) 著者 : 笠間啓治 群像社 発売日 : 2017-02 ブクログでレビューを見る» 文学者の主にスキャンダルを羅列してある感じ。大学の講義の「脱線」の材料の集積だという。 こういう授業は聞...

あまりおもしろくない、というより読んでいて不快になるようなコネタ(セクハラ系)が多かった。
今さらの情報が殆どで参考になるようなものは少なかったが、これはメモしておこう。
ファジリ・イスカンデルの『牛山羊の星座』所蔵の短編『ぼくの伯父さんは恐ろしく四角四面の男だが』は、『エヴゲニー・オネーギン』の冒頭
Мой дядя самых честных правил,
の引用だったのね。

2017年4月16日日曜日

オデッサ・コスモス: ロシア革命 破局の8ヶ月

オデッサ・コスモス: ロシア革命 破局の8ヶ月: ロシア革命――破局の8か月 (岩波新書) 著者 : 池田嘉郎 岩波書店 発売日 : 2017-01-21 ブクログでレビューを見る»

オデッサ・コスモス: クリロフ事件著者 : イレーヌ・ネミロフスキー未知谷発売日 : 2014-05ブクログでレビューを見...

オデッサ・コスモス: クリロフ事件著者 : イレーヌ・ネミロフスキー未知谷発売日 : 2014-05ブクログでレビューを見...: クリロフ事件 著者 : イレーヌ・ネミロフスキー 未知谷 発売日 : 2014-05 ブクログでレビューを見る» 帝政ロシア下の高官暗殺者の一人称語り。 どうもサヴィンコフ(ロープシン)の『蒼白き馬』に重ねてしまう。 高官クリコフも暗殺者レオン・Mも行動も思考も、本物のテロリス...

変な?固有名詞メモ
ピエール・エ・ポール監獄
ヴィクトリア・サルティコフ
アレシクス皇子
ボルシェヴィキ
ミカエル大公
グレゴアール・セメノフ

ネルロード皇子 この人は創作?
パヴロフスクのクルサール音楽堂

劇映画監督制作のドキュメンタリー作品

ベールィエ・ストルブィ映画祭レポートの続き

標題の特集の作品の中では、グリゴリー・チュフライ監督の「記憶」"Память"1970年を挙げられていた。
スターリングラード攻防戦について、パリ・ロンドンでは結構忘れられている(というより元々認知度が低かったのでは?さすがにそれはないか)が、ドイツでは肉親の戦死等体験として深く刻まれている、というものらしい。
現在では、スターリングラード戦についての劇映画もむしろ活発に作られているような。
クレッチマンはドイツのとロシアのと両方出演しているし。
私が洗礼を受けた90年、当時の伝道師が(夫を天に送った後神学校に入って聖職者となった、珍しい経歴の女性で、文学少女の趣が強く、私はこの先生の説教が好きだったのだが)説教の中で「スターリングランドの戦いでドイツ兵は…」とおっしゃっていて、皆も受け流していたので、歴史用語としても日本ではあんまり知られていないのかと思ったが。
「誓いの休暇」「君たちのことは忘れない」等、あの大戦(ソ連では大祖国戦争と呼ぶ)の従軍体験のある世代の巨匠、戦争については英雄が勇敢に戦うのではない、胸が締め付けられるような愛しい人たちが戦う様子を描いたあの監督が、作ったドキュメンタリー、観てみたい。

なお、この特集ではセミョーン・アラノヴィッチ監督の「今夜はプレミア」上映もあったようだ。
アテネ・フランセで観たと思う。
キリル・ラヴロフさんがチェーホフ劇に出演する。

ロシア革命100周年記念映画特集

大変久しぶりに、シネクラブ例会に参加した。
モスクワ郊外のベールィエ・ストルブィで行われた、映画人向けの映画祭のレポートが主だった。

ロシアチョコのお土産もいただいた。↓
 
 
報告の最後の方で、映画祭のパンフレットも回覧していただいたので、映画祭のプログラムのおそらくメインの特集である「ロシア革命100周年」で上映された作品にどんなものがあったかもちらちら拝見させていただいたのだが、
 
こういったものでした…
http://kinoart.ru/news/belye-stolby-2017-opublikovali-programmu
なお、エイゼンシュテインに関しては来年が生誕120周年になるので、来年特集を組むということで、エイゼンシュテイン作品を敢えて含まないリストになっています。
 
100 ЛЕТ РЕВОЛЮЦИИ
 
「ロシア革命の暁」Заря русской революции
1913年頃の作品。←革命前であることに注目!
ロシア国内では失われていたのがフランスで発見されたため字幕はフランス語のまま。

当初からこのタイトルだったのだろうか?

「ダントン」
と聞いて、当然私はワイダ監督作品だと思ったが、パンフレットの写真は明らかに違う。
おお、これは別の作品だ。1921年のドイツ制作。
ちなみに、ドイツでは1931年にも同名の映画を撮っているらしい。
(この映画祭での上映はなし。)
ワイダの「ダントン」(1982年)はページを捲っていくと、やはりあった。

ソ連映画では「7/6 ソビエトのいちばん長い日」«Шестое июля»
これは日本で公開されたこともあるとのこと(1991年、まさにソ連が解体する年だったか)。
未見です。
この映画でユーリー・カユロフ演じたレーニンのご尊顔が今年のベールィエ・ストルブィ映画祭のポスターやなんかでいろいろ使われていたようだ。
で、この映画になんとソ連を代表する美男子俳優のラノヴォイさんが出演しているではないか!
ヴァシリー・ラノヴォイさん、モスクワ国立大卒業。
何を演じたのかと思ったら、え~~~~、フェリクス・ジェルジンスキーおじさんかあ!

«Перед судом истории», СССР, 1965 г., 92 мин., ч/б, Фридрих Эрмлер
お、エルムレル。
«Перед судом истории»: материалы к фильму, СССР, 1966 г., 10 мин., ч/б
«На одной планете», СССР, 1966 г., 97 мин., ч/б, Илья Ольшвангер
«Праздники Революции», СССР, 1972 г., 20 мин., ч/б, Игорь Григорьев
«Казацкая нагайка», США, 1916 г., 80 мин., вирированный, немой, Джон Коллинз
«Заря русской революции», Россия[-Франция?], 1913(?) г., 47 мин., ч/б, немой, Ричард Болеславский(?)
«Дантон», Франция-Польша, 1983 г., 134 мин., цв., Анджей Вайда
«Вива Вилья!», США, 1934 г., 102 мин., ч/б, Джек Конвей
«Шестое июля», СССР, 1967 г., 109 мин., ч/б, Юлий Карасик
カラシクは聞いたことあると思ったらサヴェーリエヴァがニーナ演じた「かもめ」の監督さんか。(ソ連の文芸映画の中では、ちょっと格落ちの感。)
«Шарлотта Корде», Франция, 1908 г., 9 мин., ч/б, немой, Жорж Денола
«Дантон», Франция, 1921 г., 62 мин., ч/б, немой, Дмитрий Буховецкий
ん?ここではドイツじゃなくてフランスになっている。


あと、ルイ・マル監督の「ビバ!マリア」がこの枠で上映されたとおっしゃっていた(パンフレットにも確かに載っていたい)が、この上映リストにはないな。
ジャック・コンヴェイの「ヴィヴァ・ヴィーリヤ!」というアメリカ作品はあるのに。

それと、不思議だったのは(何か理由があるのだろう)ロシア革命特集なのに、あれがないじゃないか。
「レッズ」
ウォーレン・ベイティとダイアン・キートンの。
ジョン・リード!
なぜだろう?

С Пасхой!


Христос Воскресе!


左の蝋燭型パンケーキ(卵を2個使い、砂糖やバターもたっぷり)がクリーチ
右の激甘チーズケーキがパースハ
 
 
生協で買ったクッピーラムネハッピーイースターバージョン。
好評だったらしく、木曜くらいには売り切れていた。


 

2017年4月8日土曜日

録画メモ

「エイプリル・ソルジャーズ ナチス北欧大侵略」
デンマークの戦争映画というと、最近見た「ヒトラーの忘れもの」とか、地味にきついのだ。歴史に対してのある種の生真面目さが。

「オデッサ・ファイル」
オデッサが舞台になっているわけではないのだ。
原作者・原作からして有名なので一応は観た。

2017年4月2日日曜日

オデッサ・コスモス: 名画を語る猫様(ミャウズ)

オデッサ・コスモス: 名画を語る猫様(ミャウズ): 作者はペテルブルグ在住の女性アーティストと愛猫。 ファット・キャット・アート ―デブ猫、名画を語る― 著者 : スヴェトラーナ・ペトロヴァ エクスナレッジ 発売日 : 2017-04-01 ブクログでレビューを見る» 冒頭のこ...

Я очень рада! Сразу достала эту книгу.

冒頭のこの本の(これらの作品の)成り立ちが書かれている部分はよかった。が、各作品の解説は余計に感じる。絵だけで愉しめ、原作の明記、原作について画家・制作年・所蔵(トレチヤコフとか個人蔵とか)みたいなことの索引があればいい。まあ有名な絵ばかりだから調べればすぐわかるんだけどね。
ロシアの人名でウラジミールとか定番の残念訳も散見。
むしろ、ロシアでロシア語版購入する方が勉強になったかと考え始めている。家族には好評、楽しめる。

あとは、日本での展覧会希望。

2017年4月1日土曜日

録画メモ

「バトル・フォー・スターリングラード 祖国のために」
セルゲイ・ボンダルチュクの方の。
チーホノフとかが出ている。
もちろんボンダルチュク自身も。
これでサヴェーリエヴァが出ていたらまるきり「戦争と平和」っぽくなるが。
息子のフョードルが撮ったのが、「スターリングラード 史上最大の市街戦」。
他国人からすると、スターリングラード戦もういいだろ感があるが、ソ連圏の人にとってはやはり語りつくせないのだろう。

「ホワイト・タイガー」
カレン・シャフナザーロフのやっぱりちょっと変、な戦争映画。
まあ、シャフナザーロフ調なのは仕方ないが、せめて一人は美男を出してほしいぞ。

2017年3月30日木曜日

エストニアに期待する

「1944 独ソ・エストニア戦線 」って、録画していなかった?
過去にしたつもりだったのにない…。最近エストニアは映画、復活しているのかも。「みかんの丘」はグルジア人監督、「こころに剣士を」はフィンランド人監督の手を借り、まだ独力でというわけではないが、作品としてはいい仕上がりに。

EUフィルムデーズでも、バルト諸国作品は残念ながら他の国と比較するといつもレベルが低くてがっがりだった(辛うじてアニメやジュブナイルで一矢報いている感じだった)が、一昨年あたりから上記のような佳作が届いていて嬉しい。で、「1944」も評判が高いから観たい。

かつては(ソ連時代の話だが)バルト諸国映画、アニメのエストニア、ドキュメンタリーのラトヴィア、インディーズのリトアニアというイメージだった。ソ連解体後に全然映画作っていないんじゃないか?というような時代が長くて偶に観る作品も酷いものだった。復活を祝いたい。 

映画「1944 独ソエストニア戦線」や「こころに剣士を」で思い出すのはこの本⇒エストニア・世界大戦・粛清>オデッサ・コスモス: ◇КНИГА(書籍情報2012年3月②)“あの本”の邦訳が遂に刊行

と、ぶつぶつ呟いていたが、よかった。見つけた。
録画していたじゃないか。
近年成長著しいと感じているエストニアの映画。まだ観ていないけれど楽しみ←というと語弊があるかな。戦争の映画だから。戦争映画がいかに素晴らしくても、戦争自体は素晴らしくなんか全然ないんだ。 

2017年3月28日火曜日

録画メモ

フョードル・ボンダルチュク「スターリングラード 史上最大の市街戦」

トーマス・クレッチマンはドイツ映画の方の「スターリングラード」に主演(好演)しているから、ご縁があるんだろうなあ。
この映画では女性で身を持ち崩す?やけ気味のドイツ将校で、むしろ「ヒトラー最後の12日間」で自身が演じた役に近いように感じた。

父親のセルゲイも「バトル・フォー・スターリングラード 祖国のために」を撮っている。
こちらはミハイル・ショーロホフ原作のばりばりのソ連戦争映画。

2017年3月27日月曜日

カッサンドル展、結局最終日に滑り込み。

久しぶりの埼玉県近代美術館


松本瑠樹コレクションだった!あのロシアアヴァンギャルドの。夏に八王子夢美術館に巡回するが、あそこは狭いからここで観て正解。ハリコフ生まれだが非スラヴ。ミュシャみたいに故郷を題材にすることもなく。

ミュシャとの比較、ついしてしまう。

オデッサ・コスモス: 聖愚者ラヴル著者 : エヴゲーニー・ヴォドラスキン作品社発売日 : 2016-12-15ブクログでレ...

オデッサ・コスモス: 聖愚者ラヴル著者 : エヴゲーニー・ヴォドラスキン作品社発売日 : 2016-12-15ブクログでレ...: 聖愚者ラヴル 著者 : エヴゲーニー・ヴォドラスキン 作品社 発売日 : 2016-12-15 ブクログでレビューを見る» 聖者伝の形を取りながら、ソ連の市民の生活までちらりと見せる、なかなかに魅力的な本。超大型新人というのも伊達...

録画メモ

マリインスキー・バレエ「青銅の騎士」
「レニングラード 女神の奏でた交響曲(シンフォニー)」

2017年3月26日日曜日

わたしの隣のダニエル・ブレイク

今までのケン・ローチ作品(特に中期)、正当な怒り故の解決法が暴力や非合法的方法に行きつく点が正直納得いかず。「ルート・アイリッシュ」しかり「ブレッド・アンド・ローズ」しかり…「わたしは、ダニエル・ブレイク」はここで爆発かという場面は意外とあっさり終わる。そんなことでは解決しないとばかりに。

ケン・ローチ、ここ数作品は明るく力強くハートウォーミングだったが、ダニエル・ブレイクはビターだった。お役所仕事、民営化(しかも米国系らしい)してマニュアルから外れまいとする血も涙もない対応で人を貶め死にすら追いやろうとする。この「美しい国」でも見かける光景。
「わたしは、ダニエル・ブレイク」で起こることは他人事じゃなく。職安窓口にも、相手に対して敬意を払い、」こうした方がとアドヴァイスしてくれるちゃんとした係の人はいる。
ただ上司に「そんなじゃだめだ」と注意されるが。
公務員はだからだめだと批判するだけじゃだめで、そんな人が潰れないようにしないと。
ローチ初期の作品「キャシー・カム・ホーム」の現代版とも言われているようだが、確実に深化しているのが周囲の人、特にそれぞれの場所で働く人々の姿だ。「キャシー~」を観ていてよかった。ありがとう、川崎市市民ミュージアム!

サッカーネタは少なめ。

「わたしは、ダニエル・ブレイク」今日・明日と上映館でフードバンクへの寄付受付やっている。情報知っていればよかった。https://www.2hj.org/support/food/  
有料入場者について基金への寄付もあり。なのに、私、招待券だった。もう一度有料入場で観に行くか。

ダニエル・ブレイク、やっと観に来られた。エルミタージュの展覧会と映画のセット券ダスターラ。プログラム付きで3100円だから結構お得だと思う。
プログラムというのか展覧会のプレス向けリーフレットですね。

ツイッター投稿より
(書きかけ)

2017年3月21日火曜日

ごろごろ怠けた時間

名言は 「儲けたお金は墓まで持っていけないけど、ごろごろ怠けた時間は持っていけると、僕は信じているんだ」

『となりのカフカ』に次ぐおもしろさ。よりカフカが身近に思える。というかほんとにしょうがない奴!でも周囲の人には結構恵まれていた。彼女は立派。この本の中心人物のフェリーツェもそうだが、チェコ人ミレナも立派。そんな”よくできた女性”には結構もてる究極の優柔不断男カフカ。

オデッサ・スタジオ: 一部屋半 あるいは祖国への感傷旅行

阿佐ヶ谷のロシア雑貨のお店「パルク」さん及び沼辺信一さんのお誘いで、
「一夜限りの傑作ロシア映画ナイト!第5回:一部屋半~あるいは祖国への感傷旅行」&スペシャル企画「沼辺信一氏トークイベント」
を申し込み、無事参加することが出来ました。
なので、以前書いたレビューの補筆。
だいぶ適当なことを書いていたわ。反省。


オデッサ・スタジオ: 一部屋半 あるいは祖国への感傷旅行: 少年は後に詩人となってレニングラードをうたう。 徒食の罪で刑事事件の被告人となる。 ノーベル文学賞を受賞する。 亡命する。 そして二度と故郷レニングラードには戻らない。 そんな詩人の魂がかの地に帰郷したとして、ソ連~ロシアアニメーションの大御所アンドレイ・フルジャノフ...


これ、亡命(実質国外追放)の後にノーベル賞受賞だったし。

♪音楽
ショスタコーヴィチ、チャイコフスキー、マーラー、バッハなどのクラシック(といってもショスタコーヴィチなどは同時代の作曲家で自身も登場しちゃうが←下記参照)もふんだんに効果的に使われているけれど、ここでは歌謡の方を言及。
お料理本からの妄想シーン、スターリン似?のシェフがご馳走を少年ヨシフに見せる際に流れている曲はグルジア民謡の「スリコСулико」だった。大好き「トルペド航空隊」の挿入歌でもある。
スリコという名の若者が戦いに行ってしまって、戻って来ないよ~と残された恋人が嘆く歌詞なので、「トルペド航空隊」の中で歌われるとほんとにぐっときてしまうのだけれど、この作品中ではシャシリクとかのグルジア料理だからこの曲を使ったのでは。
でも軽く哀愁のあるあのグルジアの響きがたまらない。素敵な曲。
今日の観客にはロシア歌謡のオーソリティーもいて、挿入歌「黒い瞳」について教えていただいた。
亡命後のヨシフが当地のパーティーの場で歌う「黒い瞳」、私は彼流の替え歌なのかと思っていたが、ロシア歌謡オーソリティーによれば、歌詞の比較的新しいバージョンである由。(元の歌詞にシャリャーピンが2番を加え、別の歌手がまた別ヴァージョンを作り…という具合に、自分に合わせた歌詞ヴァージョンがいくつかあるのがロシア歌謡のあり方なのだ。)

♪猫
猫好きヨシフ・ブロツキーは有名(検索すると猫抱きフォトショットぞろぞろ出てくる。特に愛猫ミシシッピ。このアニメーションの猫のモデルでもありそう)だけれど、フルジャノフスキー自身も猫好きのようだ。
一部屋半」や「猫1.5匹」に登場する落書き風猫は、実際ブロツキーの落書きを元にしている。
ヨシフとお父さんが猫語で会話していて(ロシア語訛りの猫語??それとも猫語訛りのロシア語か?)お母さんに叱られるシーンが何度かあるが、これも実話でブロツキーがエッセイ「一部屋半」に書き残している。

♪ショスタコーヴィチとサッカー
ショスタコーヴィチ登場シーンだけど、その前に少年たちが通りで草サッカー(草はありません)、お父さんが建物の説明してくれる場面を経て、スタジアムでの恐らく実際のサッカーの試合、観客に交じって応援を送るヨシフ達、サポーターたちの写真。
ここで有名な二枚の写真(25:43,25:44)、嬉しそうなショスタコーヴィチの人生で一番の笑顔じゃないかというこの2枚の写真が「一部屋半」に盛り込まれている。
http://www.sobaka.ru/images/image/00/49/56/00/_normal.jpg
http://dynamo.kiev.ua/media/swfupload/2016/09/yayaya_11.jpg
ショスタコーヴィチはサッカー好きが高じて、審判の資格をとろうとまでしていたというが(ウィキなどには「持っていた」と書かれているけれど、さすがに多忙のため断念したと『ロシアサッカー物語』にはあり、むしろこちらの方が信憑性が高いと思われるので、こちらをとる。ウィキは何を根拠にしているのか不明。)、そのときのショスタコーヴィチがポケットに差し込んでいる新聞には、審判・裁判も見出し語が見える。
レニングラードのユダヤ人医師団陰謀事件を想起させるような…。

♪フィギュアスケート
これも実話なのかな?
ヨシフのお父さんはフィギュアスケートファンらしく、いつもTVでフィギュアスケート、それもペアの演技を観ている。
たぶんロドニナじゃないかな。
人生最後の瞬間までフィギュアスケートを楽しんでいたのだった。
サッカーだって、ヨシフをよくスタジアムに連れて行ってくれたというから、好きではあったのだろうけど。
ショスタコーヴィチを見かけると、「すみません、スコアはどうでしたか?」と挨拶する。
ほんとは試合結果なんて知っていたんじゃないかな。
でも、家ではTV観戦していないんだよね、このお父さん。
観ているのはいつもフィギュア。

♪鴉
一部屋半」で忘れていたことと言えば、2羽のカラス。動きがとってもノルシュテインっぽかった。なんとも愛らしい。「話の話」とか「アオサギとツル」みたい。2羽はご両親の幻影であるようだ。
沼辺さんに教えていただいたが、母の死後に1羽、父の死後にもう1羽現れた鴉のエピソードはブロツキーのエッセイ集『一部屋半』にそっくり出てくるとのこと。
未だ邦訳はなく、ネットではこれが購入できる。

♪雪解けの青春
みんなして「リリー・マルレーン」歌う。

2017年3月17日金曜日

鈴木瑞穂さん、レジェンドのステージ

今日はアパホテル前スタンディングはなし。劇団銅鑼のお芝居観に行く。

劇団銅鑼のチェーホフ劇「彼の町」、多層の劇中劇。
カリャーギンのボードビルを思い出す。
鈴木瑞穂さんは圧巻!伝説的な舞台を観られた。

アフタートークで。
観たい、手掛けたいチェーホフ短編で挙がっていた「たわむれ」=「いたずら」=「悪ふざけ」私も好き。



未知谷の本は、なぜだか表紙の画像が出ないわ。きれいな絵なのに。

沼野先生訳(ナージャが「なっちゃん」になっていたりして、しっくりしない)<浦雅春先生訳(光文社古典新訳文庫)だけど、それにもまして感動した舞台はずっと前の上智大学の学生演劇、上智露劇だった。
大学内の小さな小さな劇場(ホールじゃなくて、1号館内の小劇場)で、客席の一番後ろから舞台に向かってスロープがこしらえてあって、「たわむれ」の劇中では、そこを何度も橇で実際に滑り降りるのですよ。
「好きだよ、ナージャ!」と言いながら、何度も。
二人共かなりへとへとになりながら。
学生ならではの、一種のばかばかしさの溢れる熱演だった。

「眠い」について、ある中編の合間に書いた出来の悪い短編(チェーホフ談)。
その中編とは「曠野(ステップ)」。
実はこれ、画期的佳作。
トークでは、ここでチェーホフ、嫌で嫌で脱出した故郷タガンログを振り返り、見つめ直し、再出発したという指摘。
中村喜和先生訳(但し抄訳)では未知谷のチェーホフ・コレクションで出ている。



あ、表紙の画像が出ない。いい絵なのに。

松下先生訳だとこれ。


舞台化は難しそうだが。ボンダルチュクが映画化している。ボンダルチュクは自作映画に出たがるが、これはその成功例。

 鈴木瑞穂さんみたいな大御所との共演は若い役者さん達には荷が重くはないかと、観る前には実は心配していた。幸いそれは杞憂だった。
瑞穂さんばかりに焦点が集まりそうだが、他の俳優(劇団の中でも中堅よりも若い人たちが中心だったようだ)も光る演技を見せていた。
「益々チェーホフが好きになった」
さほさんはそうツイートしていて、私もそうなんだけど(結構短編も読んでいるつもりでも知らない話があった!)、それに加えて、今までチェーホフの作品を読んでいなかったりチェーホフ劇を観たことがなかった人たちが口々によかった!と感想を述べているのが、なんとも嬉しい。
なんか生意気な書き方になっているけど
やっぱりチェーホフ大好き。

アントンさんが一人称を「自分が」と言ったりするのに違和感があったり、小柄で童顔の俳優さんより実際のチェーホフに似た感じの人に演じて欲しかったなあという願望とのずれはあったにせよ、チェーホフを自分なりに極めようという意気が役者さんお一人お一人に感じられて(舞台の上の人だけじゃなくてスタッフも含めて)よい舞台でした!

2017年3月12日日曜日

佐藤光政さんの歌声

佐藤光政さんって、あんなに美声で歌が上手くて、今でもコンサートなさっている(ということは現役)なのに、なぜCDが出ていないの?
母が昔レコード買っていたのと、その後カセットテープをまとめ買いしていたが、CDで欲しいのだが。

カセットテープ
佐藤光政
1.早春賦~日本の旅情
2.時雨によする抒情
3.兵士たちの詩 ライブⅡ
4.アマンダの思い出(レコードあり)
5.愛の終わりに
6.マイウェイ(レコードあり)
7.風の中
8.北国旅情
9.佐藤光政ライブ

10日本労働歌革命歌選集〈戦前編Ⅰ〉解放のうたごえ
12日本労働歌革命歌選集〈戦前編Ⅱ〉解放のうたごえ
13Битлз Навсегда(ビートルズの歌のロシア語カバー)

MD
14ゲルギエフ指揮「白夜
15ロシア、ソビエトのワルツ(2016/1/11クラシックの迷宮)
16セルゲイ・ラフマニノフ自演ピアノ協奏曲2番

CDにしたいのを書き出してみた。

2017年3月3日金曜日

収容所のポーランド人 『強制収容所のバイオリニスト』

ビルケナウ強制収容所にいたポーランド人女性の収容所体験談。ヴァイオリニストとして音楽コマンド(労働隊)隊員として”死の収容所”を生き延びた。ユダヤ人ではなくポーランド人の体験として貴重な証言ではあるが、なかなかに差別意識が滲み出た(対ユダヤ人やソ連・ロシアの人達)言葉が多くて考えさせられる。その分ドイツ人に対しては”同情はしないが”と言いつつ憎悪はそれほどないように見受けられる。自分たちのことはアーリア人意識でいるし。先行する音楽隊員証言として映画化もされたファニア・フェヌロン=ゴールドシュタインに対しては露骨な嫌悪感を見せている。ソ連への反感が強いのはルブフ(現ウクライナのリヴォフ(リヴィウ)出身で故郷を奪われた意識をずっと持ち続けていることが大きいだろうが、身につけているレイシズム(といってはさすがに言い過ぎかもしれないが西側が偉くてポーランドもその仲間的な感覚が明らかにあってアジア人の自分からしたらかなり嫌な感じ)当時の平均的ポーランド人よりちょっとだけましなくらいかなという気がしてくる。

2017年2月15日水曜日

オデッサ・スタジオ: サッカー失恋

オデッサ・スタジオ: サッカー失恋: 「君のせいで得点シーンが観られなかった」 …って、それ言ったら怒らせること間違いない。 昨日、川崎市市民ミュージアムでケン・ローチ監督 「まなざしと微笑み」 を観ていて、思わず声を上げそうになった場面です。 主人公の不器用さ、特にこのスタジアムでのデート場面で際立ってい...

2017年2月11日土曜日

録画メモ「サウルの息子」:オデッサ海岸通り: ショアとソビブル

昨年観た「サウルの息子」、もう放映されていた。

オデッサ海岸通り: ショアとソビブル:   アンスティチュ・フランセに「ショア」観に来た。 窓から見える梅の花、いいね。 「サウルの息子」観たらやはりこれを観ない訳には。 まず、昨日の夜、「ソビブル、1943年10月14日午後4時」を観て、今日は「ショア」第1部から第4部まで連続、そして完走。 そ...

2017年2月4日土曜日

お楽しみ残酷アクション中国映画

今年になってユーロスペースに行ったのは「この世の片隅で」だったな。
その時観た予告編で、あ、これおもしろそう、と思って、今日観に行った。

「残酷ドラゴン 血斗竜門の宿」
「侠女」

いやいやいやいや、突っ込みどころ満載のおもしろ映画だった。
ただ、「残酷~」ってタイトルつけたくなるのは「侠女」の方だった。
人がよくよく死んじゃいます。
どちらも明朝末期、讒言で忠臣が刑死、遺族が狙われ…という筋で、女剣士大活躍。
(「ドラゴン」の方はなぜ女剣士なのか説明なし。)
ここで終わりなの?
というか、「侠女」の方はそこで終わらないのか?みたいな強引なストーリー展開に魅せられる。

どういう宗派なのか、中国のお寺は黄色と赤で派手派手であるが、チベット密教とカではないと思う。