2017年4月24日月曜日

ナチス、ヒトラーの映画の走り書き

新文芸坐
シリーズ「映画と歴史」① 映画に刻まれたナチスの爪痕
①帰ってきたヒトラー(2015・独/116分)
②アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発 (2015・米/98分)
③ハンナ・アーレント(2015・独=ルクセンブルク=仏/114分)
④アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち(2015・英/96分)
⑤手紙は憶えている(2015・加=独/95分/PG12)
⑥アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015・独/105分)
⑦独裁者(1940・米/126分/35mm)
⑧終電車(1980・仏/131分/35mm)
⑨シャトーブリアンからの手紙(2012・仏=独/91分)
⑩ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015・独/113分)
⑪奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ(2014・仏/105分)
⑫栄光のランナー/1936ベルリン(2016・米=独=加/134分)
⑬サウルの息子(2015・ハンガリー/117分)
⑭顔のないヒトラーたち(2014・独/123分/PG12)

あと、
「ヒトラーへの285枚の葉書」 
7/8~ヒューマントラスト有楽町、新宿武蔵野館

まだまだ、ナチス、ヒトラーを題材にした映画作品は作られ続け、上映も続く。

ちょっとメモ書きしておこうと思う。
有名なの、無名なのいろいろ。
特にお薦めのものも。

感じるのは、意外と偏っているってこと。
アメリカ(つまりハリウッド作品)、あとはイギリス、ドイツ、せいぜいフランス、イタリアくらいに。
もっと素直に、被害者に目を向けようとしないのだろうか?
まず最大に被害国であったソ連の作品を知る人があまりに少ない。
絶滅収容所の多くが存在した地、ポーランドの映画は、巨匠が多くて、さすがに知名度は高いとは思うが、上映機会はかなり限られるし、こういう機会で言の葉に挙がるのももっと多くてよかろうと思う。
チェコスロヴァキア、ユーゴスラヴィア(犠牲者の数はかなり多い)、ハンガリーも、そういう土地柄なのだから、当然あるだろうと想像つくでしょ?

比較的最近の作品群

「ヒトラー~最期の12日間~」
有名ですね。評価する人も多い。

「アイアン・スカイ」
個人的にはすごくお薦め。
このノリのフィンランド、好き。

「ヒトラーの忘れもの」
辛い。なぜ双子を出す?

「ワルキューレ」

「検事フリッツ・バウアー ナチスを追い詰めた男」
法曹枠。

「シンドラーのリスト」

「ヒトラーの贋札」
個人的にはオデッサ枠。

「オデッサ・ファイル」
オデッサ(地名としては)関係ないけどオデッサ枠。

「マイ・ファーザー」
お薦め。観ていると暑苦しくて大変。クレッチマン枠。

「黄金のアデーレ」

「ヒトラー最後の代理人」

「野獣たちのバラード(ありふれたファシズム)」
鈴木瑞穂さんがナレーションの吹替え版観た。
移転前のアップリンク。観客は私だけでした!(平日昼間)

「マイ・リトル・ガーデン」
北欧映画祭で「バード・ストリート」というタイトルでやっていたのを観た。

北欧映画祭で「バード・ストリート」という題名で上映されたのを観た。(その後「マイ・リトル・ガーデン」名で一般公開)そのときの上映後質疑応答で「その原作は読んだことがある」という方がいて調べた。映画はレンブラントライトで割と美しく隠れ家を撮っていた。「戦場のピアニスト」子ども版みたいにワルシャワのゲットー内で子ども一人サバイバルする。映画だと冒険ものの要素が強くて(あと、サバイバルしてるとは思えないぽっちゃりした子が演じていたこともある)、原作の方が切実で大変。ゲットーの外でのサバイバルが同作者の「ふたつの名前を持つ少年」の原作『走れ、走って逃げろ』。
てわけで、
「ふたつの名前を持つ少年」

「1944 独ソ・エストニア戦線」
結構評判いい。
録画済みで未見。楽しみ。

「地下水道」「灰とダイヤモンド」「戦いのあとの風景」「サムソン」
ワイダまとめて。
「コルチャック先生」
美少年だったクラタくんどうしているんだろう。

「灰の記憶」
辛かった。
「縞模様のパジャマの少年」
「サラの鍵」
「黄色い星の子供たち」
「やがて来る者へ」
「ふたりのトスカーナ」
子どもが犠牲っていうのはこたえる。

「僕を愛したふたつの国 ヨーロッパ・ヨーロッパ」
「ソハの地下水道」
ホラントまとめて。

「ショア」
「ゾビブル」

「パサジェルカ」

「誰がため」

「ディファイアンス」
これより、プリーモ・レーヴィだな。
『今でなければいつ』とか。
『休戦』映画化したのが「遥かなる帰郷」
原作になかった、ソ連兵たちが戦勝記念パーティー向けに隠し芸の練習に余念ないのを救出されたユダヤ人たちが観ていて「上手いな!」とか言っているところが印象的。

「ソフィーの選択」
「夜と霧」
「海の沈黙」

「ブリキの太鼓」
「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」

「悪童日記」
原作がよかっただけに、映画はインパクト弱い。
是非入れて欲しかったのはおばあちゃんがユダヤ人たちに食糧を援助する場面だったが。あれは省くな!

「フランス組曲」
これも原作からのカット場面が多くて残念。

「さよなら子供たち」
「鯨の中のジョナ」
古典

「暗い日曜日」
「太陽の雫」

「名もなきアフリカの地で」

「ブラックブック」
お薦め。ミヒャエル・バラック似のゼバスチャン・コッホ枠。

「善き人」
「あの日 あの時 愛の記憶」
「アドルフの画集」
「わが教え子、ヒトラー」
「ドイツ零年」
「さよなら、アドルフ」
「あの日のように抱きしめて」
「敵こそ、我が友 〜戦犯クラウス・バルビーの3つの人生〜」
「愛を読むひと」
「コロニア」

「僕の村は戦場だった」
ブルリャーエフ枠。

「モレク神」
ヒトラーに似すぎているレオニード・モズゴヴォイだが、「ストーン クリミアの亡霊」ではチェーホフ、「牡牛座」ではレーニン演じているんですよ!信じられます?さすが役者だ。


「炎628」
デートで観に行くべきではなかった編。(帰路、互いに沈黙のままでした。)
これ、視覚だけじゃなくて、スープ(キャベツのスープじゃないかな)腐臭が漂ってくるような、泥沼ではぬめぬめした感触がしてくるし、五感に響いて、ぼろぼろになってしまう、”最強”の戦争映画。決して村の炎上シーンとラストの衝撃だけじゃないです。
でも、フリョーラ役のクラフチェンコは、このときは「あんまり美少年じゃないし、俳優続けそうにないな」と思ったんだけど、その後アクション映画によく出ている。社会性の強い作品には出ていなそうに思う。人の人生わからない。

「処刑の丘」
でもエレム・クリモフの奥さんであるラリーサ・シェピチコはもっと凄い。
忘れ難いのが、雪原のシーツの場面。
レジスタンスの二人が訪ねて食糧貰いに行こうとした(懇意にしている女性がいるはずだったのでは)村が、行ってみると、跡形もなく焼き尽くされている、のではなくて、無人の雪原に家の壁と干したシーツがあるだけっていう、鮮烈に白い白い場面。
村人の生活が突如断ち切られての虐殺を暗示させる。
ラスト、裏切者に対しての視線が容赦ない。

「海に出た夏の旅」
お薦め。
実はあんまりナチスは出てこないか(ドイツ兵はいる)。
でも、ソ連のストリート出身の可愛い子が大量に出演するので絶対お薦め。
アラノヴィチの、大好き「トルペド航空隊」とも甲乙つけがたい作品。


「英国王給仕人に乾杯!」
よりは
「厳重に監視された列車」
だな。

(勿論書きかけです)


ラビリンスで思い出す

AXNミステリーでチェコとスロヴァキアのミステリー「ラビリンス」が7回の連続で放映していて、ポーランドのミステリーの方も観ていたけれど、こっちの方がいい感じに思えた。

といっても、うわあ、残酷、もうやめて~というドラマなんだな。
ほぼ最初の方から、以前読んだ『プラハの深い夜』を想起させるストーリーだったが、最後までやはりそうだった。
(「ラビリンス」は現代のブルノが舞台で、『プラハの~』は第二次大戦中ドイツ占領下~解放にある一種の歴史性・政治性はない。ただ、スロヴァキアとの関係性については微妙かも。吹替えではなく、原語+字幕でも、タマラの話す言葉が周囲にはすぐスロヴァキア訛りとわかるらしい、それが聞き分けられる人は殆どいないんだろうけど、聴いてみたい気はする。)

あの暗澹たる後味の悪さ、アレクサンドラ・マリーニナのアナスタシアシリーズにも通じるけれど、コホウト作品(まあ、一つしか読んでいないけど)の気持ち悪さは、この時代の東ヨーロッパの混乱の世相も反映しているのかもしれないと思っていた。
一方で、シュヴァンクマイエルやイジー・バルタに通じる、”センスあるけど悪趣味!”なあの感覚がチェコ独特である気もする。

「ラビリンス」には、それが色濃くあった。

連続ドラマ「ラビリンス」を観ていると、昔読んだこの小説を思い出さずにはいられなかった。猟奇的で、気色悪く、かなり無駄に関係者が命を落とし、後味が悪い。
この作品の場合、それに加えて、最後の一行が最高にぞっとさせる。

2017年4月18日火曜日

コンサバな私には合わなかった本『ロシア文学うら話』

オデッサ・コスモス: ロシア文学うら話 (ユーラシア文庫)著者 : 笠間啓治群像社発売日 : 2017-02ブクログでレビ...: ロシア文学うら話 (ユーラシア文庫) 著者 : 笠間啓治 群像社 発売日 : 2017-02 ブクログでレビューを見る» 文学者の主にスキャンダルを羅列してある感じ。大学の講義の「脱線」の材料の集積だという。 こういう授業は聞...

あまりおもしろくない、というより読んでいて不快になるようなコネタ(セクハラ系)が多かった。
今さらの情報が殆どで参考になるようなものは少なかったが、これはメモしておこう。
ファジリ・イスカンデルの『牛山羊の星座』所蔵の短編『ぼくの伯父さんは恐ろしく四角四面の男だが』は、『エヴゲニー・オネーギン』の冒頭
Мой дядя самых честных правил,
の引用だったのね。

2017年4月16日日曜日

オデッサ・コスモス: ロシア革命 破局の8ヶ月

オデッサ・コスモス: ロシア革命 破局の8ヶ月: ロシア革命――破局の8か月 (岩波新書) 著者 : 池田嘉郎 岩波書店 発売日 : 2017-01-21 ブクログでレビューを見る»

オデッサ・コスモス: クリロフ事件著者 : イレーヌ・ネミロフスキー未知谷発売日 : 2014-05ブクログでレビューを見...

オデッサ・コスモス: クリロフ事件著者 : イレーヌ・ネミロフスキー未知谷発売日 : 2014-05ブクログでレビューを見...: クリロフ事件 著者 : イレーヌ・ネミロフスキー 未知谷 発売日 : 2014-05 ブクログでレビューを見る» 帝政ロシア下の高官暗殺者の一人称語り。 どうもサヴィンコフ(ロープシン)の『蒼白き馬』に重ねてしまう。 高官クリコフも暗殺者レオン・Mも行動も思考も、本物のテロリス...

変な?固有名詞メモ
ピエール・エ・ポール監獄
ヴィクトリア・サルティコフ
アレシクス皇子
ボルシェヴィキ
ミカエル大公
グレゴアール・セメノフ

ネルロード皇子 この人は創作?
パヴロフスクのクルサール音楽堂

劇映画監督制作のドキュメンタリー作品

ベールィエ・ストルブィ映画祭レポートの続き

標題の特集の作品の中では、グリゴリー・チュフライ監督の「記憶」"Память"1970年を挙げられていた。
スターリングラード攻防戦について、パリ・ロンドンでは結構忘れられている(というより元々認知度が低かったのでは?さすがにそれはないか)が、ドイツでは肉親の戦死等体験として深く刻まれている、というものらしい。
現在では、スターリングラード戦についての劇映画もむしろ活発に作られているような。
クレッチマンはドイツのとロシアのと両方出演しているし。
私が洗礼を受けた90年、当時の伝道師が(夫を天に送った後神学校に入って聖職者となった、珍しい経歴の女性で、文学少女の趣が強く、私はこの先生の説教が好きだったのだが)説教の中で「スターリングランドの戦いでドイツ兵は…」とおっしゃっていて、皆も受け流していたので、歴史用語としても日本ではあんまり知られていないのかと思ったが。
「誓いの休暇」「君たちのことは忘れない」等、あの大戦(ソ連では大祖国戦争と呼ぶ)の従軍体験のある世代の巨匠、戦争については英雄が勇敢に戦うのではない、胸が締め付けられるような愛しい人たちが戦う様子を描いたあの監督が、作ったドキュメンタリー、観てみたい。

なお、この特集ではセミョーン・アラノヴィッチ監督の「今夜はプレミア」上映もあったようだ。
アテネ・フランセで観たと思う。
キリル・ラヴロフさんがチェーホフ劇に出演する。

ロシア革命100周年記念映画特集

大変久しぶりに、シネクラブ例会に参加した。
モスクワ郊外のベールィエ・ストルブィで行われた、映画人向けの映画祭のレポートが主だった。

ロシアチョコのお土産もいただいた。↓
 
 
報告の最後の方で、映画祭のパンフレットも回覧していただいたので、映画祭のプログラムのおそらくメインの特集である「ロシア革命100周年」で上映された作品にどんなものがあったかもちらちら拝見させていただいたのだが、
 
こういったものでした…
http://kinoart.ru/news/belye-stolby-2017-opublikovali-programmu
なお、エイゼンシュテインに関しては来年が生誕120周年になるので、来年特集を組むということで、エイゼンシュテイン作品を敢えて含まないリストになっています。
 
100 ЛЕТ РЕВОЛЮЦИИ
 
「ロシア革命の暁」Заря русской революции
1913年頃の作品。←革命前であることに注目!
ロシア国内では失われていたのがフランスで発見されたため字幕はフランス語のまま。

当初からこのタイトルだったのだろうか?

「ダントン」
と聞いて、当然私はワイダ監督作品だと思ったが、パンフレットの写真は明らかに違う。
おお、これは別の作品だ。1921年のドイツ制作。
ちなみに、ドイツでは1931年にも同名の映画を撮っているらしい。
(この映画祭での上映はなし。)
ワイダの「ダントン」(1982年)はページを捲っていくと、やはりあった。

ソ連映画では「7/6 ソビエトのいちばん長い日」«Шестое июля»
これは日本で公開されたこともあるとのこと(1991年、まさにソ連が解体する年だったか)。
未見です。
この映画でユーリー・カユロフ演じたレーニンのご尊顔が今年のベールィエ・ストルブィ映画祭のポスターやなんかでいろいろ使われていたようだ。
で、この映画になんとソ連を代表する美男子俳優のラノヴォイさんが出演しているではないか!
ヴァシリー・ラノヴォイさん、モスクワ国立大卒業。
何を演じたのかと思ったら、え~~~~、フェリクス・ジェルジンスキーおじさんかあ!

«Перед судом истории», СССР, 1965 г., 92 мин., ч/б, Фридрих Эрмлер
お、エルムレル。
«Перед судом истории»: материалы к фильму, СССР, 1966 г., 10 мин., ч/б
«На одной планете», СССР, 1966 г., 97 мин., ч/б, Илья Ольшвангер
«Праздники Революции», СССР, 1972 г., 20 мин., ч/б, Игорь Григорьев
«Казацкая нагайка», США, 1916 г., 80 мин., вирированный, немой, Джон Коллинз
«Заря русской революции», Россия[-Франция?], 1913(?) г., 47 мин., ч/б, немой, Ричард Болеславский(?)
«Дантон», Франция-Польша, 1983 г., 134 мин., цв., Анджей Вайда
«Вива Вилья!», США, 1934 г., 102 мин., ч/б, Джек Конвей
«Шестое июля», СССР, 1967 г., 109 мин., ч/б, Юлий Карасик
カラシクは聞いたことあると思ったらサヴェーリエヴァがニーナ演じた「かもめ」の監督さんか。(ソ連の文芸映画の中では、ちょっと格落ちの感。)
«Шарлотта Корде», Франция, 1908 г., 9 мин., ч/б, немой, Жорж Денола
«Дантон», Франция, 1921 г., 62 мин., ч/б, немой, Дмитрий Буховецкий
ん?ここではドイツじゃなくてフランスになっている。


あと、ルイ・マル監督の「ビバ!マリア」がこの枠で上映されたとおっしゃっていた(パンフレットにも確かに載っていたい)が、この上映リストにはないな。
ジャック・コンヴェイの「ヴィヴァ・ヴィーリヤ!」というアメリカ作品はあるのに。

それと、不思議だったのは(何か理由があるのだろう)ロシア革命特集なのに、あれがないじゃないか。
「レッズ」
ウォーレン・ベイティとダイアン・キートンの。
ジョン・リード!
なぜだろう?

С Пасхой!


Христос Воскресе!


左の蝋燭型パンケーキ(卵を2個使い、砂糖やバターもたっぷり)がクリーチ
右の激甘チーズケーキがパースハ
 
 
生協で買ったクッピーラムネハッピーイースターバージョン。
好評だったらしく、木曜くらいには売り切れていた。


 

2017年4月8日土曜日

録画メモ

「エイプリル・ソルジャーズ ナチス北欧大侵略」
デンマークの戦争映画というと、最近見た「ヒトラーの忘れもの」とか、地味にきついのだ。歴史に対してのある種の生真面目さが。

「オデッサ・ファイル」
オデッサが舞台になっているわけではないのだ。
原作者・原作からして有名なので一応は観た。

2017年4月2日日曜日

オデッサ・コスモス: 名画を語る猫様(ミャウズ)

オデッサ・コスモス: 名画を語る猫様(ミャウズ): 作者はペテルブルグ在住の女性アーティストと愛猫。 ファット・キャット・アート ―デブ猫、名画を語る― 著者 : スヴェトラーナ・ペトロヴァ エクスナレッジ 発売日 : 2017-04-01 ブクログでレビューを見る» 冒頭のこ...

Я очень рада! Сразу достала эту книгу.

冒頭のこの本の(これらの作品の)成り立ちが書かれている部分はよかった。が、各作品の解説は余計に感じる。絵だけで愉しめ、原作の明記、原作について画家・制作年・所蔵(トレチヤコフとか個人蔵とか)みたいなことの索引があればいい。まあ有名な絵ばかりだから調べればすぐわかるんだけどね。
ロシアの人名でウラジミールとか定番の残念訳も散見。
むしろ、ロシアでロシア語版購入する方が勉強になったかと考え始めている。家族には好評、楽しめる。

あとは、日本での展覧会希望。

2017年4月1日土曜日

録画メモ

「バトル・フォー・スターリングラード 祖国のために」
セルゲイ・ボンダルチュクの方の。
チーホノフとかが出ている。
もちろんボンダルチュク自身も。
これでサヴェーリエヴァが出ていたらまるきり「戦争と平和」っぽくなるが。
息子のフョードルが撮ったのが、「スターリングラード 史上最大の市街戦」。
他国人からすると、スターリングラード戦もういいだろ感があるが、ソ連圏の人にとってはやはり語りつくせないのだろう。

「ホワイト・タイガー」
カレン・シャフナザーロフのやっぱりちょっと変、な戦争映画。
まあ、シャフナザーロフ調なのは仕方ないが、せめて一人は美男を出してほしいぞ。

2017年3月30日木曜日

エストニアに期待する

「1944 独ソ・エストニア戦線 」って、録画していなかった?
過去にしたつもりだったのにない…。最近エストニアは映画、復活しているのかも。「みかんの丘」はグルジア人監督、「こころに剣士を」はフィンランド人監督の手を借り、まだ独力でというわけではないが、作品としてはいい仕上がりに。

EUフィルムデーズでも、バルト諸国作品は残念ながら他の国と比較するといつもレベルが低くてがっがりだった(辛うじてアニメやジュブナイルで一矢報いている感じだった)が、一昨年あたりから上記のような佳作が届いていて嬉しい。で、「1944」も評判が高いから観たい。

かつては(ソ連時代の話だが)バルト諸国映画、アニメのエストニア、ドキュメンタリーのラトヴィア、インディーズのリトアニアというイメージだった。ソ連解体後に全然映画作っていないんじゃないか?というような時代が長くて偶に観る作品も酷いものだった。復活を祝いたい。 

映画「1944 独ソエストニア戦線」や「こころに剣士を」で思い出すのはこの本⇒エストニア・世界大戦・粛清>オデッサ・コスモス: ◇КНИГА(書籍情報2012年3月②)“あの本”の邦訳が遂に刊行

と、ぶつぶつ呟いていたが、よかった。見つけた。
録画していたじゃないか。
近年成長著しいと感じているエストニアの映画。まだ観ていないけれど楽しみ←というと語弊があるかな。戦争の映画だから。戦争映画がいかに素晴らしくても、戦争自体は素晴らしくなんか全然ないんだ。 

2017年3月28日火曜日

録画メモ

フョードル・ボンダルチュク「スターリングラード 史上最大の市街戦」

トーマス・クレッチマンはドイツ映画の方の「スターリングラード」に主演(好演)しているから、ご縁があるんだろうなあ。
この映画では女性で身を持ち崩す?やけ気味のドイツ将校で、むしろ「ヒトラー最後の12日間」で自身が演じた役に近いように感じた。

父親のセルゲイも「バトル・フォー・スターリングラード 祖国のために」を撮っている。
こちらはミハイル・ショーロホフ原作のばりばりのソ連戦争映画。

2017年3月27日月曜日

カッサンドル展、結局最終日に滑り込み。

久しぶりの埼玉県近代美術館


松本瑠樹コレクションだった!あのロシアアヴァンギャルドの。夏に八王子夢美術館に巡回するが、あそこは狭いからここで観て正解。ハリコフ生まれだが非スラヴ。ミュシャみたいに故郷を題材にすることもなく。

ミュシャとの比較、ついしてしまう。

オデッサ・コスモス: 聖愚者ラヴル著者 : エヴゲーニー・ヴォドラスキン作品社発売日 : 2016-12-15ブクログでレ...

オデッサ・コスモス: 聖愚者ラヴル著者 : エヴゲーニー・ヴォドラスキン作品社発売日 : 2016-12-15ブクログでレ...: 聖愚者ラヴル 著者 : エヴゲーニー・ヴォドラスキン 作品社 発売日 : 2016-12-15 ブクログでレビューを見る» 聖者伝の形を取りながら、ソ連の市民の生活までちらりと見せる、なかなかに魅力的な本。超大型新人というのも伊達...

録画メモ

マリインスキー・バレエ「青銅の騎士」
「レニングラード 女神の奏でた交響曲(シンフォニー)」

2017年3月26日日曜日

わたしの隣のダニエル・ブレイク

今までのケン・ローチ作品(特に中期)、正当な怒り故の解決法が暴力や非合法的方法に行きつく点が正直納得いかず。「ルート・アイリッシュ」しかり「ブレッド・アンド・ローズ」しかり…「わたしは、ダニエル・ブレイク」はここで爆発かという場面は意外とあっさり終わる。そんなことでは解決しないとばかりに。

ケン・ローチ、ここ数作品は明るく力強くハートウォーミングだったが、ダニエル・ブレイクはビターだった。お役所仕事、民営化(しかも米国系らしい)してマニュアルから外れまいとする血も涙もない対応で人を貶め死にすら追いやろうとする。この「美しい国」でも見かける光景。
「わたしは、ダニエル・ブレイク」で起こることは他人事じゃなく。職安窓口にも、相手に対して敬意を払い、」こうした方がとアドヴァイスしてくれるちゃんとした係の人はいる。
ただ上司に「そんなじゃだめだ」と注意されるが。
公務員はだからだめだと批判するだけじゃだめで、そんな人が潰れないようにしないと。
ローチ初期の作品「キャシー・カム・ホーム」の現代版とも言われているようだが、確実に深化しているのが周囲の人、特にそれぞれの場所で働く人々の姿だ。「キャシー~」を観ていてよかった。ありがとう、川崎市市民ミュージアム!

サッカーネタは少なめ。

「わたしは、ダニエル・ブレイク」今日・明日と上映館でフードバンクへの寄付受付やっている。情報知っていればよかった。https://www.2hj.org/support/food/  
有料入場者について基金への寄付もあり。なのに、私、招待券だった。もう一度有料入場で観に行くか。

ダニエル・ブレイク、やっと観に来られた。エルミタージュの展覧会と映画のセット券ダスターラ。プログラム付きで3100円だから結構お得だと思う。
プログラムというのか展覧会のプレス向けリーフレットですね。

ツイッター投稿より
(書きかけ)

2017年3月21日火曜日

ごろごろ怠けた時間

名言は 「儲けたお金は墓まで持っていけないけど、ごろごろ怠けた時間は持っていけると、僕は信じているんだ」

『となりのカフカ』に次ぐおもしろさ。よりカフカが身近に思える。というかほんとにしょうがない奴!でも周囲の人には結構恵まれていた。彼女は立派。この本の中心人物のフェリーツェもそうだが、チェコ人ミレナも立派。そんな”よくできた女性”には結構もてる究極の優柔不断男カフカ。

オデッサ・スタジオ: 一部屋半 あるいは祖国への感傷旅行

阿佐ヶ谷のロシア雑貨のお店「パルク」さん及び沼辺信一さんのお誘いで、
「一夜限りの傑作ロシア映画ナイト!第5回:一部屋半~あるいは祖国への感傷旅行」&スペシャル企画「沼辺信一氏トークイベント」
を申し込み、無事参加することが出来ました。
なので、以前書いたレビューの補筆。
だいぶ適当なことを書いていたわ。反省。


オデッサ・スタジオ: 一部屋半 あるいは祖国への感傷旅行: 少年は後に詩人となってレニングラードをうたう。 徒食の罪で刑事事件の被告人となる。 ノーベル文学賞を受賞する。 亡命する。 そして二度と故郷レニングラードには戻らない。 そんな詩人の魂がかの地に帰郷したとして、ソ連~ロシアアニメーションの大御所アンドレイ・フルジャノフ...


これ、亡命(実質国外追放)の後にノーベル賞受賞だったし。

♪音楽
ショスタコーヴィチ、チャイコフスキー、マーラー、バッハなどのクラシック(といってもショスタコーヴィチなどは同時代の作曲家で自身も登場しちゃうが←下記参照)もふんだんに効果的に使われているけれど、ここでは歌謡の方を言及。
お料理本からの妄想シーン、スターリン似?のシェフがご馳走を少年ヨシフに見せる際に流れている曲はグルジア民謡の「スリコСулико」だった。大好き「トルペド航空隊」の挿入歌でもある。
スリコという名の若者が戦いに行ってしまって、戻って来ないよ~と残された恋人が嘆く歌詞なので、「トルペド航空隊」の中で歌われるとほんとにぐっときてしまうのだけれど、この作品中ではシャシリクとかのグルジア料理だからこの曲を使ったのでは。
でも軽く哀愁のあるあのグルジアの響きがたまらない。素敵な曲。
今日の観客にはロシア歌謡のオーソリティーもいて、挿入歌「黒い瞳」について教えていただいた。
亡命後のヨシフが当地のパーティーの場で歌う「黒い瞳」、私は彼流の替え歌なのかと思っていたが、ロシア歌謡オーソリティーによれば、歌詞の比較的新しいバージョンである由。(元の歌詞にシャリャーピンが2番を加え、別の歌手がまた別ヴァージョンを作り…という具合に、自分に合わせた歌詞ヴァージョンがいくつかあるのがロシア歌謡のあり方なのだ。)

♪猫
猫好きヨシフ・ブロツキーは有名(検索すると猫抱きフォトショットぞろぞろ出てくる。特に愛猫ミシシッピ。このアニメーションの猫のモデルでもありそう)だけれど、フルジャノフスキー自身も猫好きのようだ。
一部屋半」や「猫1.5匹」に登場する落書き風猫は、実際ブロツキーの落書きを元にしている。
ヨシフとお父さんが猫語で会話していて(ロシア語訛りの猫語??それとも猫語訛りのロシア語か?)お母さんに叱られるシーンが何度かあるが、これも実話でブロツキーがエッセイ「一部屋半」に書き残している。

♪ショスタコーヴィチとサッカー
ショスタコーヴィチ登場シーンだけど、その前に少年たちが通りで草サッカー(草はありません)、お父さんが建物の説明してくれる場面を経て、スタジアムでの恐らく実際のサッカーの試合、観客に交じって応援を送るヨシフ達、サポーターたちの写真。
ここで有名な二枚の写真(25:43,25:44)、嬉しそうなショスタコーヴィチの人生で一番の笑顔じゃないかというこの2枚の写真が「一部屋半」に盛り込まれている。
http://www.sobaka.ru/images/image/00/49/56/00/_normal.jpg
http://dynamo.kiev.ua/media/swfupload/2016/09/yayaya_11.jpg
ショスタコーヴィチはサッカー好きが高じて、審判の資格をとろうとまでしていたというが(ウィキなどには「持っていた」と書かれているけれど、さすがに多忙のため断念したと『ロシアサッカー物語』にはあり、むしろこちらの方が信憑性が高いと思われるので、こちらをとる。ウィキは何を根拠にしているのか不明。)、そのときのショスタコーヴィチがポケットに差し込んでいる新聞には、審判・裁判も見出し語が見える。
レニングラードのユダヤ人医師団陰謀事件を想起させるような…。

♪フィギュアスケート
これも実話なのかな?
ヨシフのお父さんはフィギュアスケートファンらしく、いつもTVでフィギュアスケート、それもペアの演技を観ている。
たぶんロドニナじゃないかな。
人生最後の瞬間までフィギュアスケートを楽しんでいたのだった。
サッカーだって、ヨシフをよくスタジアムに連れて行ってくれたというから、好きではあったのだろうけど。
ショスタコーヴィチを見かけると、「すみません、スコアはどうでしたか?」と挨拶する。
ほんとは試合結果なんて知っていたんじゃないかな。
でも、家ではTV観戦していないんだよね、このお父さん。
観ているのはいつもフィギュア。

♪鴉
一部屋半」で忘れていたことと言えば、2羽のカラス。動きがとってもノルシュテインっぽかった。なんとも愛らしい。「話の話」とか「アオサギとツル」みたい。2羽はご両親の幻影であるようだ。
沼辺さんに教えていただいたが、母の死後に1羽、父の死後にもう1羽現れた鴉のエピソードはブロツキーのエッセイ集『一部屋半』にそっくり出てくるとのこと。
未だ邦訳はなく、ネットではこれが購入できる。

♪雪解けの青春
みんなして「リリー・マルレーン」歌う。

2017年3月17日金曜日

鈴木瑞穂さん、レジェンドのステージ

今日はアパホテル前スタンディングはなし。劇団銅鑼のお芝居観に行く。

劇団銅鑼のチェーホフ劇「彼の町」、多層の劇中劇。
カリャーギンのボードビルを思い出す。
鈴木瑞穂さんは圧巻!伝説的な舞台を観られた。

アフタートークで。
観たい、手掛けたいチェーホフ短編で挙がっていた「たわむれ」=「いたずら」=「悪ふざけ」私も好き。



未知谷の本は、なぜだか表紙の画像が出ないわ。きれいな絵なのに。

沼野先生訳(ナージャが「なっちゃん」になっていたりして、しっくりしない)<浦雅春先生訳(光文社古典新訳文庫)だけど、それにもまして感動した舞台はずっと前の上智大学の学生演劇、上智露劇だった。
大学内の小さな小さな劇場(ホールじゃなくて、1号館内の小劇場)で、客席の一番後ろから舞台に向かってスロープがこしらえてあって、「たわむれ」の劇中では、そこを何度も橇で実際に滑り降りるのですよ。
「好きだよ、ナージャ!」と言いながら、何度も。
二人共かなりへとへとになりながら。
学生ならではの、一種のばかばかしさの溢れる熱演だった。

「眠い」について、ある中編の合間に書いた出来の悪い短編(チェーホフ談)。
その中編とは「曠野(ステップ)」。
実はこれ、画期的佳作。
トークでは、ここでチェーホフ、嫌で嫌で脱出した故郷タガンログを振り返り、見つめ直し、再出発したという指摘。
中村喜和先生訳(但し抄訳)では未知谷のチェーホフ・コレクションで出ている。



あ、表紙の画像が出ない。いい絵なのに。

松下先生訳だとこれ。


舞台化は難しそうだが。ボンダルチュクが映画化している。ボンダルチュクは自作映画に出たがるが、これはその成功例。

 鈴木瑞穂さんみたいな大御所との共演は若い役者さん達には荷が重くはないかと、観る前には実は心配していた。幸いそれは杞憂だった。
瑞穂さんばかりに焦点が集まりそうだが、他の俳優(劇団の中でも中堅よりも若い人たちが中心だったようだ)も光る演技を見せていた。
「益々チェーホフが好きになった」
さほさんはそうツイートしていて、私もそうなんだけど(結構短編も読んでいるつもりでも知らない話があった!)、それに加えて、今までチェーホフの作品を読んでいなかったりチェーホフ劇を観たことがなかった人たちが口々によかった!と感想を述べているのが、なんとも嬉しい。
なんか生意気な書き方になっているけど
やっぱりチェーホフ大好き。

アントンさんが一人称を「自分が」と言ったりするのに違和感があったり、小柄で童顔の俳優さんより実際のチェーホフに似た感じの人に演じて欲しかったなあという願望とのずれはあったにせよ、チェーホフを自分なりに極めようという意気が役者さんお一人お一人に感じられて(舞台の上の人だけじゃなくてスタッフも含めて)よい舞台でした!

2017年3月12日日曜日

佐藤光政さんの歌声

佐藤光政さんって、あんなに美声で歌が上手くて、今でもコンサートなさっている(ということは現役)なのに、なぜCDが出ていないの?
母が昔レコード買っていたのと、その後カセットテープをまとめ買いしていたが、CDで欲しいのだが。

カセットテープ
佐藤光政
1.早春賦~日本の旅情
2.時雨によする抒情
3.兵士たちの詩 ライブⅡ
4.アマンダの思い出(レコードあり)
5.愛の終わりに
6.マイウェイ(レコードあり)
7.風の中
8.北国旅情
9.佐藤光政ライブ

10日本労働歌革命歌選集〈戦前編Ⅰ〉解放のうたごえ
12日本労働歌革命歌選集〈戦前編Ⅱ〉解放のうたごえ
13Битлз Навсегда(ビートルズの歌のロシア語カバー)

MD
14ゲルギエフ指揮「白夜
15ロシア、ソビエトのワルツ(2016/1/11クラシックの迷宮)
16セルゲイ・ラフマニノフ自演ピアノ協奏曲2番

CDにしたいのを書き出してみた。

2017年3月3日金曜日

収容所のポーランド人 『強制収容所のバイオリニスト』

ビルケナウ強制収容所にいたポーランド人女性の収容所体験談。ヴァイオリニストとして音楽コマンド(労働隊)隊員として”死の収容所”を生き延びた。ユダヤ人ではなくポーランド人の体験として貴重な証言ではあるが、なかなかに差別意識が滲み出た(対ユダヤ人やソ連・ロシアの人達)言葉が多くて考えさせられる。その分ドイツ人に対しては”同情はしないが”と言いつつ憎悪はそれほどないように見受けられる。自分たちのことはアーリア人意識でいるし。先行する音楽隊員証言として映画化もされたファニア・フェヌロン=ゴールドシュタインに対しては露骨な嫌悪感を見せている。ソ連への反感が強いのはルブフ(現ウクライナのリヴォフ(リヴィウ)出身で故郷を奪われた意識をずっと持ち続けていることが大きいだろうが、身につけているレイシズム(といってはさすがに言い過ぎかもしれないが西側が偉くてポーランドもその仲間的な感覚が明らかにあってアジア人の自分からしたらかなり嫌な感じ)当時の平均的ポーランド人よりちょっとだけましなくらいかなという気がしてくる。

2017年2月15日水曜日

オデッサ・スタジオ: サッカー失恋

オデッサ・スタジオ: サッカー失恋: 「君のせいで得点シーンが観られなかった」 …って、それ言ったら怒らせること間違いない。 昨日、川崎市市民ミュージアムでケン・ローチ監督 「まなざしと微笑み」 を観ていて、思わず声を上げそうになった場面です。 主人公の不器用さ、特にこのスタジアムでのデート場面で際立ってい...

2017年2月11日土曜日

録画メモ「サウルの息子」:オデッサ海岸通り: ショアとソビブル

昨年観た「サウルの息子」、もう放映されていた。

オデッサ海岸通り: ショアとソビブル:   アンスティチュ・フランセに「ショア」観に来た。 窓から見える梅の花、いいね。 「サウルの息子」観たらやはりこれを観ない訳には。 まず、昨日の夜、「ソビブル、1943年10月14日午後4時」を観て、今日は「ショア」第1部から第4部まで連続、そして完走。 そ...

2017年2月4日土曜日

お楽しみ残酷アクション中国映画

今年になってユーロスペースに行ったのは「この世の片隅で」だったな。
その時観た予告編で、あ、これおもしろそう、と思って、今日観に行った。

「残酷ドラゴン 血斗竜門の宿」
「侠女」

いやいやいやいや、突っ込みどころ満載のおもしろ映画だった。
ただ、「残酷~」ってタイトルつけたくなるのは「侠女」の方だった。
人がよくよく死んじゃいます。
どちらも明朝末期、讒言で忠臣が刑死、遺族が狙われ…という筋で、女剣士大活躍。
(「ドラゴン」の方はなぜ女剣士なのか説明なし。)
ここで終わりなの?
というか、「侠女」の方はそこで終わらないのか?みたいな強引なストーリー展開に魅せられる。

どういう宗派なのか、中国のお寺は黄色と赤で派手派手であるが、チベット密教とカではないと思う。

日本のびっくり33①

33 вещи, которые непременно удивят вас в Японии
日本であなたがきっと驚く33のもの

・・・という記事では、日本人の私でもびっくり、というかわけわかんないものもあったが、33もあるんだね。

1. Торговые автоматы
В них продается практически все. Газировка, конфеты, мороженое, вермишель, фрукты, свежие яйца, рис, пиво, цветы, зонтики, игрушечные машинки, галстуки и, — хотите верьте, хотите нет, — даже ношенное нижнее белье!

自動販売機
何でも売っている。
ジュース、お菓子、アイスクリーム、果物、生卵、お米、ビール、花、傘、おもちゃ、ネクタイ、携帯用の下着まで。

(卵や傘の販売機は知らないな。あるんだろうけど。)

(写真;ロシアの空港にも、100ルーブルでオレンジ3個絞ってジュースとして出す、ワイルドな自動販売機があった。今はもうないらしい。)



 
2. Таблички с названиями домов Для нас более привычна нумерация домов. В Японии у домов есть собственные имена
 
表札
我々にとっては建物の番号がお馴染みだけど、日本では家には家主の名前がかいてあるんだよ。
 
3. Бесплатные салфетки
Их обычно раздают на улицах в рамках различных рекламных кампаний

無料のティッシュ
よくポケットティッシュが通りで配布されている。企業の広告がつけられている。
 
4. Влажные полотенца Жест гостеприимства: вам подадут влажные полотенца для того, чтобы вы могли поесть чистыми руками
 
おしぼり
手を清潔にして食べられるようにとおしぼりが渡されるよ。
 
5. Отооши Это что-то вроде холодных закусок, которые вам обязательно подадут во время ожидания еды в ресторане
 
お通し
レストランでは必ず出てくる冷たいザクースカ(前菜)
 
6. Котацу
Этот потрясающий стол-обогреватель нравится абсолютно всем

こたつ
(このタイプのこたつは随分と旧式じゃないか!)
 
7. Каиро Этот карманный обогреватель невероятно полезен зимой
 
カイロ
この携帯用加熱用具、冬にはあり得ないほど便利。
(ロシアでкарманный обогревательというと、ポケットサイズの電池式の加熱器みたい。これは確かに喜ばれると思うな。)
(以下続く)
 

2017年2月3日金曜日

録画メモ ブエノスアイレス

やっと録画できた。トニー・レオン
「ブエノスアイレス」
「最愛の子」

「恋する惑星」
(懐かし)
「ファイナルプロジェクト」(吹替え)

2017年2月2日木曜日

録画メモ 「あん」

つい先日「あん」を放映していたんで思わず録画予約していたのだけど、なんだ、もう録画していたんじゃないか(←すっかり忘れていた)

「あん」
「ペコロスの母に会いに行く」

「火垂るの墓」
「少年時代」

2017年1月31日火曜日

録画メモ 「ふたりのイーダ」

「ふたりのイーダ」

人形アニメ持永只仁
「ひろしま」ドキュメンタリー
世界遺産長崎

2017年1月26日木曜日

ミニマグネットシート活用法

時々ポストに入っていたり、なぜか電話帳についていたりする、小さなマグネットシート。なぜか水道修理の宣伝が多かったりするが、何かに使えないかと捨てないで、幾つも幾つも冷蔵庫の扉に貼ったままにしていた。

で、遂に今日行動を起こしてみた。

ワードの差し込み印刷でラベルを作って

マグネットシートに貼る。
91*55のラベル用紙を使った。
横がほんの少し余るが、折り返しておく。

ひとまず、
ロトニャンコ
安倍ニモマケズ
党首の「吾輩は戦争法制に反対である」
の3種類作成


冷蔵庫・レンジフード・玄関扉の内側、
そして玄関ドア横のインタフォーンの上に貼ってみた。
郵便受けにも貼ろうと下に降りていったが・・・
スチール製じゃないのでくっつかないことがわかり、すごすご戻る。
シールで貼ろうっと。

Гиацинт ヒヤシンス

例年のように始めたヒヤシンス水栽培

 


こちらは順調に  根を伸ばし蕾をこしらえ

 
昨日開花したピンクのヒヤシンス  

一方、もう一つ(紫)は…   水栽培だと上手くいかなかったので鉢植えに切り替え、ようやく芽を出したところ。


2017年1月24日火曜日

保護犬・猫を受刑者の再生プログラムに組み込み、介助犬・セラピー犬猫、またはペットにして社会還元というプロジェクトのリポート。
日本でも八街少年刑務所と島根で実践が始まっている。

加害者の立直り、罪を贖うことの難しさを、ここでも強く強く思う。
(まだ書きかけ)

オデッサ・コスモス: ◆ВЫСТАВКА ロマノフ王朝展

お隣ブログに書いた。

土曜に行った東洋文庫(駒込)のロマノフ王朝展



オデッサ・コスモス: ◆ВЫСТАВКА ロマノフ王朝展: 土曜日の仕事の後、東洋文庫ミュージアムに ロマノフ 王朝展観に行った。 有名 な皇帝達は漫画っぽいイラストでざっくり解説。 でも有名 ではない人達はほぼ無視(系図だけ)ですね。文献とか所蔵していないからだろうけど。 一方、ニコライ一世のこの書かれよう...
 ↑
動画はグーグルさんが自動的に編集して音楽も適当につけたものです。



2017年1月6日金曜日

クリスマスに贈りたい本 Список книгах на Рождество

    С Новым годом, друзья!

Скоро наступает православное Рождество. Поэтому сегодня я расскажу вам о моих любимых книгах, которые в Рождество я хочу читать или кому-нибудь подарить. Далее их список.

 

Первая – это «Рукавичка» (『てぶくろ』)
    Вторая – «Подарки для Ёжика» (『ハリネズミと金貨』)
    Третья – «Святочные сказки из России»(『ロシアのクリスマス物語』)
    Четвертая – «Путешествие Голубой Стрелы» (『青矢号のぼうけん』、現在入手可能なのは改訳版『青矢号おもちゃの夜行列車』)
    Пятая – «Черная лошадь Бланкий» (『くろうまブランキー』).
    Теперь более подробно о каждой из них.
 
 
てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)
エウゲーニー・M・ラチョフ 作・絵 うちだりさこ訳 福音館書店 / 1965年11月1日発売
    Советский художник Евгений Рачёв нарисовал иллюстрации для украинской сказки «Рукавичка», которая стала самой популярной среди его работ. Вы можете читать ее в японском переводе. Говорят, что зимой в Японии эта книга занимает одно из первых трёх мест по продаваемости. 
 
 ラチョフの絵本でも一番の売れ筋。日本では冬の本の売り上げトップ3だという話(後の2冊は何だろう?案外後述の『しんせつなともだち』あたりかもしれない)。
 

 
 
 
ハリネズミと金貨―ロシアのお話 (世界のお話傑作選)
ウラジーミル・オルロフ作 ヴァレンチン オリシヴァング絵 田中潔訳 
偕成社 / 2003年11月発売

    «Подарки для Ёжика» Владимира Орлова – это история Ёжика и его любезных друзей.
 Дедушка Ёжик идёт на рынок и по дороге находит золотую монету. Он запасается продуктами к зиме....
Это очень простая и греющая сердце сказка. Она похожа на историю «Любезные друзья» китайского писателя Фан Йикун. Также по своему сюжету напоминает известный мультфильм Юрия Норштейна «Ёжик в тумане».
 
ハリネズミのおじいさんと優しいお友達の心温まるお話。見つけた金貨は結局…『しんせつなともだち』オチでした。ノルシュテインのアニメーション「霧の中のハリネズミ」とはハリネズミと小熊と蜂蜜の壺が登場するところが似ている。



しんせつなともだち
方軼羣作 村山知義絵 君島久子訳 福音館書店 / 1987年1月20日発売

 

きりのなかのはりねずみ (世界傑作絵本シリーズ)
セルゲイ・コズロフ作 ユーリー・ノルシュテイン絵 こじまひろこ訳 
福音館書店 / 2000年10月25日発売
 


 


 
 ロシアのクリスマス物語
イワン・セルゲーエヴィチ・シメリョフ他著 田辺佐保子訳 群像社 / 1997年12月発売
右は2006年発売のCD付きの版

    "Святочные рассказы из России".
    Это антология святочных рассказов из России. В нее вошли рассказы «Ида» Ивана Алексеевича Бунина, «На святках» Антона Сергеевича Чехова, «Жемчужное ожерелье» Николая Семёновича Лескова. Также рассказы Фёдора Михайловича Достоевского, Владимира Владимировича Набокова, Тэффи,Михаила Михайловича Зощенко, Александра Ивановича Куприна, Александра Степановича Грина, Фёдора Кузьмича Сологуба, и .... Это интересная книга с красивым переплётом.
 
シメリョフ、テフィ、ブーニン、ゾシチェンコ、ナボコフ、チョールヌイ、ドストエフスキイ、ソログープ、グリーン、クプリーン、チェーホフ、ワグネル、レスコフ、と錚々たる顔ぶれのクリスマス物語集。
アレクサンドル・ベヌアの絵の表紙がおしゃれ。
 
 


青矢号のぼうけん (岩波ものがたりの本)
ジャンニ・ロダーリ作 杉浦民平訳 岩波書店 / 1981年5月発売
 
 

 «Путешествие Голубой Стрелы» Джанни Родари.
    Родари итальянский журналист и писатель. В России особенно популярна его сказка «Приключения Чиполлино». По этой сказке сняли мультфильм. Потом она стала сюжетом для балета в СССР.
    А сказка «Путешествие -Голубой стрелы» тоже популярна и по этой сказке был выпущен кукольный мультфильм в 1986 году.
    В Италии привозит детям подарки на Рождество ни Санта, ни Дед Мороз, а дама по имени Бефана (в русском переводе — Фея). День Бефаны приходится на шестое января.
    Перед днём Бефаны на витрине магазина выставляются разные игрушки. Хозяйку этого магазина зовут Фея(Бефана). А эти игрушки отправляются на игрушечном поезде «Голубая стрела» к мальчику, который заглядывался в витрину каждый день.
    В детских книгах, фильмах часто встречаются истории, в которых ночью игрушки приходят к детям.
    В этом рассказе тоже игрушки отправляются к мальчику по имени Франческо. Через путешествие игрушки находят свое место и человека, который нуждается в чей-то помощи.
  В этой сказке вас ожидает не только счастливый конец, но и такие общественные проблемы, например, как голод, болезнь и смерть...
 
現在入手できるのは改訳されて少年文庫に収められた『青矢号 おもちゃの夜行列車』。 でも、挿絵はリウニティ社版から採ったというM.E.アゴスティネルリのものがいいし、訳も杉浦先生の方がいいので、1965年刊行の「岩波ものがたりの本1」として出されたこの旧版が好き。
チェコのアニメーション(カレル・ゼマンの「クリスマスの夢」やヤン・スヴィエラークの「クーキー」等)によくあるような、おもちゃたちが自らの意思を持って子どもたちにプレゼントされようとするストーリー。
ロダーリは『チポリーノの冒険』等貧困や不正に対して果敢に闘う冒険ものが得意な児童文学者。本職はイタリア共産党発行の子ども新聞の編集者でした。 なのでソヴィエトで支持されたのだろうけれど、親が貧しいためにプレゼントを貰えない子どもたちのためになろうという、おもちゃたちの言動が泣かせます。
単なるハッピーエンドではなくて、この世の矛盾、貧困、格差、病気、死といった現実と向き合いつつ、ほんとうのクリスマスを届けてくれる本。 
なお、この絵本のストーリーが展開するのは、クリスマスから約2週間後のエピファニー(1月6日)です。(イタリアではクリスマス・イヴではなく、エピファニーの日にプレゼントを貰うのです。)
チポリーノの冒険 (岩波少年文庫 (2050))
ジャンニ・ロダーリ作 杉浦民平訳
岩波書店 / 1987年7月発売
 
 

くろうまブランキー(こどものとも絵本)
フレネ学校共同制作 伊東三郎再話 堀内誠一絵 福音館書店 / 1967年11月15日発売

"Черная лошадь Бланкий"
Это дебютная книга известного дизайнера Сэйити Хориути. Он нарисовал много иллюстраций для книг. Его стиль разнообразый. Но больше всего я люблю его первую книжку, иллюстрации которой напоминают работы Пауль Клее. Картины очень симпатичные, а история просто трогательная. Эту сказку написали французские дети, обучавшиеся в школе «Селестена Френе».
Чёрная лошадь Бланкий долго работает и от тяжелой работы умирает. Но он умирает как раз в Сочельник, и Санта Клаус находит Бланкий и спасает его от рук злого хозяина.
 
堀内誠一さんの絵本デビュー作。堀内さんは画風をいろいろ変えているけれど、この本が一番好き。パウル・クレー風の絵がとっても素敵。
ストーリーも泣かせます。フランスの小学校の児童達の共同制作なのです。
 


Как сказала, мне очень нравятся эти книги, они такие симпатитные. Попробуйте читать их. Если вам понравятся, перечитывайте много раз.
   Спасибо за внимание.
 
   С днем Бефаны и Рождеством!
 
@上智大学

なぜ突然ロシア語なのかというと、ロシア語の授業での発表(に手を加えた~作家名とか)なのです。
どうして今日なのかというと、
1.発表が昨日になってしまった(昨年最後の授業でやるつもりが、私の準備不足で年を越してしまった)
2.正教のクリスマスが明日だから
3.ベファーナの日が今日だから
です。
 
各々の本の日本語の紹介はこちらです。
『くろうまブランキー』についてはこちら