2017年4月16日日曜日

ロシア革命100周年記念映画特集

大変久しぶりに、シネクラブ例会に参加した。
モスクワ郊外のベールィエ・ストルブィで行われた、映画人向けの映画祭のレポートが主だった。

ロシアチョコのお土産もいただいた。↓
 
 
報告の最後の方で、映画祭のパンフレットも回覧していただいたので、映画祭のプログラムのおそらくメインの特集である「ロシア革命100周年」で上映された作品にどんなものがあったかもちらちら拝見させていただいたのだが、
 
こういったものでした…
http://kinoart.ru/news/belye-stolby-2017-opublikovali-programmu
なお、エイゼンシュテインに関しては来年が生誕120周年になるので、来年特集を組むということで、エイゼンシュテイン作品を敢えて含まないリストになっています。
 
100 ЛЕТ РЕВОЛЮЦИИ
 
「ロシア革命の暁」Заря русской революции
1913年頃の作品。←革命前であることに注目!
ロシア国内では失われていたのがフランスで発見されたため字幕はフランス語のまま。

当初からこのタイトルだったのだろうか?

「ダントン」
と聞いて、当然私はワイダ監督作品だと思ったが、パンフレットの写真は明らかに違う。
おお、これは別の作品だ。1921年のドイツ制作。
ちなみに、ドイツでは1931年にも同名の映画を撮っているらしい。
(この映画祭での上映はなし。)
ワイダの「ダントン」(1982年)はページを捲っていくと、やはりあった。

ソ連映画では「7/6 ソビエトのいちばん長い日」«Шестое июля»
これは日本で公開されたこともあるとのこと(1991年、まさにソ連が解体する年だったか)。
未見です。
この映画でユーリー・カユロフ演じたレーニンのご尊顔が今年のベールィエ・ストルブィ映画祭のポスターやなんかでいろいろ使われていたようだ。
で、この映画になんとソ連を代表する美男子俳優のラノヴォイさんが出演しているではないか!
ヴァシリー・ラノヴォイさん、モスクワ国立大卒業。
何を演じたのかと思ったら、え~~~~、フェリクス・ジェルジンスキーおじさんかあ!

«Перед судом истории», СССР, 1965 г., 92 мин., ч/б, Фридрих Эрмлер
お、エルムレル。
«Перед судом истории»: материалы к фильму, СССР, 1966 г., 10 мин., ч/б
«На одной планете», СССР, 1966 г., 97 мин., ч/б, Илья Ольшвангер
«Праздники Революции», СССР, 1972 г., 20 мин., ч/б, Игорь Григорьев
«Казацкая нагайка», США, 1916 г., 80 мин., вирированный, немой, Джон Коллинз
«Заря русской революции», Россия[-Франция?], 1913(?) г., 47 мин., ч/б, немой, Ричард Болеславский(?)
«Дантон», Франция-Польша, 1983 г., 134 мин., цв., Анджей Вайда
«Вива Вилья!», США, 1934 г., 102 мин., ч/б, Джек Конвей
«Шестое июля», СССР, 1967 г., 109 мин., ч/б, Юлий Карасик
カラシクは聞いたことあると思ったらサヴェーリエヴァがニーナ演じた「かもめ」の監督さんか。(ソ連の文芸映画の中では、ちょっと格落ちの感。)
«Шарлотта Корде», Франция, 1908 г., 9 мин., ч/б, немой, Жорж Денола
«Дантон», Франция, 1921 г., 62 мин., ч/б, немой, Дмитрий Буховецкий
ん?ここではドイツじゃなくてフランスになっている。


あと、ルイ・マル監督の「ビバ!マリア」がこの枠で上映されたとおっしゃっていた(パンフレットにも確かに載っていたい)が、この上映リストにはないな。
ジャック・コンヴェイの「ヴィヴァ・ヴィーリヤ!」というアメリカ作品はあるのに。

それと、不思議だったのは(何か理由があるのだろう)ロシア革命特集なのに、あれがないじゃないか。
「レッズ」
ウォーレン・ベイティとダイアン・キートンの。
ジョン・リード!
なぜだろう?

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